賃貸に住んでいると住宅会社(主にローコスト系)のポスティング広告が

毎週のように投函されます。

 

その広告には決まってこのような宣伝文句が

 

「大手メーカーのような無駄な広告費は一切かけておりません!」

 

しかしその下には

 

「来場者にはクオカード1000円分プレゼント!」

 

これはおかしな話ですよね(笑)

クオカード費用は紛れもない広告費用。

100人来たら約10万円の広告費用発生です・・・

 

 

 

たしかに大手メーカーのようにテレビCMを流し続けていたら

それよりも莫大な費用がかかります。

だからといってその広告方法が間違っているかと言えばそうではありません。

 

イメージ戦略で推し進めたい大手メーカーには大手メーカーの、

地域性や信頼感を強調したい地場工務店には地場工務店の

それぞれに効果的な広告の方法があるのです。

 

それらを「マーケティング」と呼びます。

 

 

そもそもポスティング広告の費用対効果は

印刷費、人件費、効果を勘案すると決して良いとは言えません。

 

それ以前にポスティングの悪影響も考慮しなければいけません。

賃貸に住んだことがある人ならわかるかと思います。

毎日ポストに投函される大量のチラシ。

もちろんほとんど興味のないチラシばかりです。

不快以外の何物でもありません。

(これついて書いた過去の記事はこちら

 

 

そしてただ人を集めることを「集客」と呼ぶのなら

前述のとおりクオカードをばらまけばよいのです。

 

「無料」が魔法の言葉であることは様々な実験で立証済みで

無料プレゼントの人集め効果は折り紙つきです。

 

 

 

では今一番効果的な広告方法は何かと聞かれれば

やはり「SNS広告」でしょう。

 

 

このブログでも何度も記事にしていますが、

やはりSNS広告の費用対効果はかなり高いです。

 

私の場合は主にfacebook広告を利用しています。

先日も完成見学会の告知をFB広告にかけました。

結果は以下の通り

 

総費用は7000円で見学会の7日前から始めました。

広告にはホームページへのリンクが貼ってあり

興味を持った人がそれをクリックし見学会詳細を確認する流れです。

 

357クリックとあるのがその数です。

要するに357人が興味を持ってわざわざHPまで飛んでくれたということです。

(ちなみに当社は年間新築12棟程度がキャパの小規模工務店です)

 

もちろんHPのアクセス数もそれ比例して急増しています。

 

 

そしてターゲット層のところですが、ここがSNS広告の重要な点です。

この設定次第で反響や費用対効果大きく変わってきます。

 

今回の見学会を行った住宅はこてこてのサーファーズハウス。

いくら西海岸ブームが来ているとはいえ

決して万人受けするような住宅ではありません。

 

ですので広告ターゲットかなり絞り込みました。

趣味がサーフィンの方はもちろん、アウトドア、スノボ、バイクなど

興味を持ってくれそうな方のみを広告対象に設定しました。

 

 

そして結果はどうだったかというと・・・

予約開催で行った2日開催の両日とも全て予約で埋まりました。

(もちろんSNS広告経由以外の予約もありました)

 

費用は7000円のみ。

ひやかし客は0組(実はこれが重要→完成見学会を予約制で行う理由

やはりSNS広告が最強と言わざるを得ないです。

 

 

 

では会社のfacebookページを作って広告を出したら

すぐにこのような結果が出るかといえばそうではありません!

 

普段のfacebookの運用方法や、投稿内容、ターゲット設定など

様々なテクニックが必要になってきます。

 

 

ただfacebookやブログをなんとなく更新しているだけでは

なんの意味もありません。

それらがただの趣味であるのなら問題ありませんが

集客を狙っているのであれば考え直さなければなりません。

 

 

「他社もやってるから・・・」

「毎月広告を出さないと不安だから・・・」

このような理由だけで広告に無駄な費用をかけることはやめましょう。

 

 

広告費用を実質的に負担している人は会社や経営者ではありません。

最終的に住宅を購入してくださるお客様です。

どこの誰かが貰ったクオカード代もそのお客様が支払うのです。

 

それでもまだクオカードを配り続けますか?と問いたいです。

 

 

今後もこのような記事を書いていきますが

個別にSNSの活用法などアドバイスするサービスも始めていきたいと思っております。