ダイレクトメールは今でも有効なビジネスツールです。
(もちろんメールの内容や使い方次第ですけどね)
とは言え、DMを送る相手がいなければどんなに素晴らしい内容のDMも
宝の持ち腐れです
例えば資料請求や完成見学会のタイミングでお客さんに
住所、氏名など書いてもらう場面が多々あると思います。
その住所など記入する際に
「DMを希望される方はこちらにチェックを入れて下さい」
という一文をつけ足せばいいのです。
というのは大間違いです
本来つけ足さなければいけない一文は
「DMを希望されない方はこちらにチェックを入れて下さい」
なのです。
これがなぜ有効なのかを示すデータがあります。
それは臓器提供率に関するデータです。
自分が死んだら臓器を提供しても良いと意思表示している人が
どれくらいいるのか、日本では約13%です(平成25年)
ドイツも12%程度でイギリスは約17%、デンマークは4%です。
しかし同じ欧州であってもポルトガル、オーストリア、フランスなどでは
なんと99%以上の人が臓器提供の意思を示しています。
なぜ似たような文化圏でここまで大きな差が開くのでしょうか。
それには臓器提供に関する意思表示の方法が大きく影響しています。
臓器提供の意思表示率が高い国では
オプトアウト方式という方法を採用しています。
「自分が死んだ後、臓器提供はしたくない」
という意思表示をしない限りは、自動的に臓器提供をしてもよいという
意思表示がされたものとみなされます。
逆に意思表示率の低い国はオプトイン方式という方法が使われ、
自ら「臓器を提供します」という意思表示をしなければ
臓器提供が行われないシステムになっているのです。
別にドイツ人が薄情者でフランス人が愛に満ち溢れているわけではないのです。
ただデフォルト設定が「臓器提供をする」か「臓器提供をしない」かの違いで
ここまで大きな差が生まれるのです。
よってDMもデフォルト設定を「DMを希望する」にしておけば
飛躍的にDM購読者が増えるというわけです。
しかし間違ったDM配信はお客さんに不快感を与える場合もあるので
そこには十分気を付けなければいけません!