遠くや近く、いろんなところにいる人達の
あったかい気持ちに支えられてきています、
「発電機お届けプロジェクト」
その後です。
電気の復旧が進み、まだ困難な地域でも発電機などでの対応が
入っていると聞いていますが
もし、必要なおうちがあれば知らせていただけたらと思います。
房総でも市原周辺でも屋根の損壊、倒木がひどく、
うちの周りも依然こんな状態。
折れた電柱を見るのもしばしばで、
道によってはいまだ電線に木がかかりまくり。
なぜうちは翌日からふつうに電気が使えたのか不思議・・
房総を回ったときも被害の大きいのを目にし、その土地の人と話す中で
今後必要なのは瓦礫、倒木処理、屋根の補修などの
作業ができる人手だなあ、とひしひしと感じました。
どれも大変な作業で、
誰もがチェーンソー持ってて器用に使えるわけではなし、
「今すぐできる人」が限られているものも多く、
その限られた人達が台風後からあちこち休みなく奔走しても追っつかない状況。
長期的に求められる中、ボランティアで持ち出しでやり続けていたとしたら
お金も心身もすり減ってしまいます。
プロジェクトの支援金はそういった、
地域のために動いている人達のサポートとしても使わせていただいています。
そしてもうひとつ。
屋根に被害を受けてブルーシートでの養生が必要なおうちはたくさんありますが・・
元シェアメイトで、木更津で親方さんについて
養生に回っている健太くんによると
屋根の養生は一回貼れば良いものではなく、
ブルーシートが剥がれたり劣化したりと、
何回も張り直すのを前提として考えなければなりません。
今回の台風による屋根の被害は尋常ではなく、
ちゃんとした修理まで三年待ちくらいの長期戦となります。
ブルーシートの厚みにもよりますが、
耐久性は早ければ2、3ヶ月、もって一年といわれてます。
三年間で最低三回から十回以上は張り替える必要があるわけです。
だそうで、
実際に大阪のわたしの実家も去年の暴風雨で屋根が損傷、
応急処置後の一年以上経った今でもまだ瓦待ちの状態。
そのため、「なるべく丈夫で、簡単で土嚢袋のような重たいものを使わない養生」
をしているそうで
今その方法を知ったら負担が減って助かる人がたくさんいるはず、と
親方の鳥井英憲さんにお願いし、
ワークショップで伝えてもらえることになりました。
土嚢袋は使わず、ホームセンターなどで手に入る材料を用いた
シンプルで長持ちする養生法。
鳥井さんの拠点である木更津の「ログ工房とっとの森」にて開催です。
鳥井さんは他社施工の欠陥物件の修理などでも
へだたりなく受け、地元で厚い信頼を寄せられている方で
夜に突然お邪魔した上にど素人な質問ばかり投げかけたにも関わらず
作業の写真や実際に使う物を見せながら、快く応じて下さいました。
長いキャリアのうちから出てくる多種多様な引き出しに
お話を聞いているとなるほど!と目から鱗だったり
考えさせられることたくさんで、
復旧のお仕事でめちゃくちゃ忙しい最中にかなり長居をしてしまった。
そんな智慧と実用性満載の親方さんのワークショップ、
「発電機お届けプロジェクト」と
「自分でできる?を考える」の共同企画で、
支援金一部も経費にあてがわせていただきます。
「自分でできる?を考える」代表の小林徹也さんは
毎年鴨川で開かれるコヅカ・アートフェスのステージでおなじみで
音楽を軸としながら色んな世界を渡り、繋ぐ人。
台風後も高速を飛ばして現地ボランティアに駆け回ってはります。
鳥井さんを紹介してくれた健太くんは
林業経験もあり、木登りも力仕事も得意な野生児だけれど
物腰はいつもやわらかく、
山や野に見る小さな植物たちから、
マクロな目で見た自然のことをいつも教えてくれます。
そんなエネルギッシュな人たちと一緒に、
知りたい!って思う方は、ぜひご参加ください。
※寄付のご入金確認と会計報告、
ご連絡とお振込みいただいた方にさせてもらっています。
22日以降にご連絡、お振込みいただいた方にも後ほどお送りします。
応援ほんとうにありがとうございます。
後でそれについても書かなきゃ。。