震災の影響もありブログ更新も滞っていましたがぼちぼちですが再開して行きたいと思います。

復帰一段目はモンギローニホソアカクワガタにしようと思います。

ホソアカクワガタは数年ぶりのブーム到来真っ盛りで最近では日本のみならずアジア圏の若い方を中心に人気が出ています。

当然人気が出て来ると相場は上昇し高額種になってしまいますので買い物する時は慎重に選んで納得したクワガタを購入して下さい。

ホソアカクワガタは色虫ですので形はもちろんのこと色彩が豊な種がやはり人気があります。

モンギローニはその中ではトップクラスの人気種と言えます。

WD個体の入荷がなく、その形状と色彩にレアリティが同居する数少ないクワガタです。

高額になると悲しいことに詐欺まがいの行為を働く輩も出てきますので購入前にある程度の知識は必要だと思います。

モンギローニホソアカクワガタはインペラトールホソアカクワガタと交雑しますので流通量が比較的多いインペラの♀とモンギローニの♂を販売したり、交雑した幼虫を販売したりする輩が過去にもいました。

後者は特にタチが悪く羽化後大歯の♂を羽化させない限り小型の♂では判別が素人目にはまずもって無理なレベルてすし、♀については玄人でも同定判別出来ないこともあります。

また悪意がなくとも転売したりして被害を拡大させることにつながりかねませんので売り手も買い手以上に知識が必要です。

私はグリーン個体が好きでグリーン固定を目指してモンギローニを飼育していますが、仮に幼虫を販売する時はもちろん種親の画像を使用します。

種親ですのでこれまたもちろんのこと成熟した個体を使用して体色も鮮やかになっているわけです。

しかし初めてモンギローニを幼虫から飼育した方は当然羽化した個体は既にグリーンだと思ってしまいまがちです。

論より証拠、先ずは下の画像を見比べて下さい。


イメージ 1



同一個体ではありませんが左の個体も日を追うごとに右の個体の様に色が変化してきます。

「ギャ~騙されたと騒がず色については2週間変化して行く様子を楽しむ」これが大事です。

逆に2週間以上経過して変化が無ければ騒いで下さい(笑)

基本的にグリーンになるホソアカクワガタは殆どが羽化後赤味を帯びた個体です。

赤味が強ければ強いほどグリーンの深みが増すわけです。

色が変化して行く中でこの状態で止まって欲しいと思う時が何度もありますが色の変化を止める術はありませんので次回の種親選びに注意するのは変化して行く中にどの色が発現したかを私は重要視しています。

発現しなかった色をインラインで次世代に狙うことはラッキーがないと不可能に近いので少しずつ交配による固定を狙うことをオススメします。

手取り早いのは当然インラインペアでの交配ですが条件が合わない時はどちらかの親に狙いたい色を持ったものを必ず選びましょう。

その際に色相環にそった色の近いペアを選ぶとゴールもグッと近くなります。

クワガタも何処に楽しみ方の重きを置くかで随分と違った世界が見れますので色重視の飼育も1度経験してみるのも良いかと思います。