鎮守の森を散策していると頭上高くそびえ立つ巨木に立派なコフキサルノコシカケが。
なかなか見れないサイズでしたので思わず撮影しました。
また川辺近くではこれまた立派な蚊柱が。
こちらでは子供のころ「バカムシ」や「脳喰い虫」なんて呼んでましたね。
息子に気をつけてないと頭の中を食べられるぞ!何てからかうと、一生懸命振り払ってました(笑)
ちょっと調子にのりすぎたので息子に「バカムシ」について説明してあげました。
蚊柱を形成する虫の正体は「ユスリカ」
繁殖期に♀に大量に群がる♂が蚊柱を作りだします。
俳句では蚊柱は夏の季語
成虫には消化器がなく餌を取る事もなく、交尾産卵を終えるとその生涯を終えます。
寿命は一日から二日といったところでしょう。
蚊柱はユスリカのはかなくも精一杯生きて次世代を繋いでいる瞬間です。
私が話終えると息子がポツリと呟きました。
「淋しいね」
夏は終わり秋の気配を感じる散歩となりました。