そこでこれら小型のカブトムシが環境による小型化なのか検証しました。
【種親のサイズは赤系黒系共に♂80ミリ×♀49ミリを使用】
【種親の赤系黒系は同腹の兄弟を使用】
【大型で羽化した個体は幼虫時に適切な餌交換とゆとりを持った飼育スペースにて飼育】
【小型で羽化した個体は幼虫時に適切な餌交換をせず過度な過密状態にて飼育】
羽化した個体を比較してみましたが親のサイズに関係なく餌が少なく過密で飼育した個体群は羽化した個体全てが小型化しました。
予想していた通り当然の結果でしたが検証した事により私が行く採集地の環境がカブトムシの幼虫の成育に適していない状況になっている事に確証が持てました。
雑木林の主役とも言えるカブトムシが小さな頭角ではあまりにも寂しいと言えますので、保全出来る環境を整える重要性が今後必要だと言えそうです。
見慣れたカブトムシも雑木林で大きな角を見るとワクワクするんです♪
そんな気持ちを後世にも私は残したい思います。