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クワカブ採集シーズンを前に知っておきたい樹木の特長を私なりに解説したのが「パァパの樹木図鑑」です。

第一回は採集と言えばこの木と言うクワカブ採集では最もポピュラーな木「クヌギ」をご紹介。

ブナ科コナラ属のクヌギは本州は岩手、山形県以南~沖縄まで見られる雑木林を代表するドングリの木。

世界では朝鮮半島や中国、台湾、東南アジアにも見られ、ヒマラヤでも確認されています。

【画像1はクヌギの樹皮】コルク質が発達し、割れ目が出来る。

【画像2は冬季の枝ぶり】紅葉後に全ての葉が散る事なく、枝に付いたままの状態も見受けられる。

クヌギは植林された二次林にも多く、また薪の原料として昔はよく活用されていました。

クヌギの葉はとても特長的で葉は長く、波状の鋸歯があります。

冬の野山を散策した時は是非落ち葉にも注目して頂きたい。

花期は4月~5月で葉が開くと同時に花を咲かせ、穂の様に垂れ下がる雄花序は黄色くてよく目立つ。

ドングリは球形で穀斗に線形の鱗片がある。

特長がとても類似した木にかしわ(柏)があるが、葉の形状で容易に識別出来る。


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