原産国:日本(北海道~屋久島)
日本全土に分布し、国内でカブトムシと並びクワガタの中で最もポピュラーな種類です。
鋸のような歯型から名がつけられました。
種小名のinclinatusは「傾斜の」という意味です。
歯型の変異が特徴的で原歯型は正にノコギリ状で
、大型個体になるにつれて湾曲がましてきます。
大型個体は通称「水牛」と呼ばれる事もあります。
夏の採集時期には比較的多くの個体を確認出来ますが、採集方法も簡単で樹を蹴ると節の感覚毛で震動を感じ擬死して落下してきます。
近年自然環境の変化から生息域の標高が高くなったり、小型の体型に大歯型をした個体や体幅の細い個体を多く見かけるようになりました。
画像1の左(私の繁殖個体7月上旬羽化66.5ミリ) 右(7月17日野外採集個体59.8ミリ)
繁殖個体に関しては天然に近い形で野外にて常温羽化させましが、幅広くサイズも昔見ていた個体に近いものとなりました。
野外品の小型化には諸説ありますが、餌の量や質が低下しているものと推測できます。