産卵セットに投入したにもかかわらず、穿孔しない悶々とした日々を過ごした一ヶ月。



心が折れそうな時も現実から目を背けず観察し続けたタランドゥス。



産卵までのプロセスが自分なりにわかりかけてきた気がする。



だから後からセットしたレギウスは安心して見てられる。



現段階で観察から得たものは産卵セットにペアリング後、♀を即日投入しても意味を成さないという事。



早過ぎた場合は♀が擬似産卵行動を繰り返す。



これは体力の消耗に繋がり、産卵数へ影響しそうだ。



それを防ぐために、適切な投入時期を見極めるのが大事ではなかろうか。



では適切な投入時期とは何時だろうか。



これはエサ食いから判断するのが今のところ1番確かのようだ。



エサの消費量は個体差がしょうじるが、タランドゥス(46.5ミリ)の♀で産卵までに40gのゼリーを完食している。



レギウス(46ミリ)は現在16gしか食しておらず、産卵にはいたってもいない、しかし擬似産卵行動は行っている。



そこから推測するにレギウスは、まだエサを食しきれていないので産卵にはまだまだ至らないだろう。



産卵するにはある程度の体力をつけなくてはならないため、一定量のエネルギーを蓄えないと産卵出来ないのではないかと感じた。



穿孔直前のタランドゥスはエサの消費が減ってきて、何時しかエサを口にする事も止めていた。



直ぐに穿孔する♀はエサの消費も早いのではなかろうか!?



このへんの詳細なデータをもっと採っていきたい。