ギアスのヒロインは全員アン・シャーリー 第三回「ユーフェミアはアンだ!」 | こんにちは、アン VS 赤毛のまぐS/Nねっと

ギアスのヒロインは全員アン・シャーリー 第三回「ユーフェミアはアンだ!」


第三回は、ユーフェミア・リ・ブリタニア です。

ユーフェミアはアンだ!



おわかりでしょうか?
ユーフェミアことユフィの装飾品は薔薇なのです。そう。アンといえば、薔薇です。ロザモンド・モンモランシーです。この世の薔薇であるユーフェミアとロザモンド・モンモランシーはこの点で一致しています。ロザモンドとは、アン・シャーリーが想像する仮想の名前のひとつです。さらに、ユーフェミアは神聖ブリタニア帝国第三皇女の身分であらせられますが、これは、シェイクスピアの『リア王』に登場する第三皇女コ―デリアと境遇が一致します。悲劇的な死を迎える、という点でもそれは同じであり、なおかつコ―デリアといえば、アン・シャーリーが想像する仮想の名前のひとつです。また、ユーフェミアは、ルルーシュの暴走したギアスの命令により、日本人を虐殺してしまうのですが、彼女の凶行は、ルルーシュ自身の手で放たれた銃弾によってピリオドを打ちます。虐殺皇女となったユーフェミアは、狂った末に血の海に沈んで死にましたが、この悲劇的最期は、シェイクスピアの『ハムレット』に登場するオフィーリアの最期と重なります。オフィーリアの死の原因もハムレットの言葉にあり、ユーフェミアの死の原因もルルーシュの言葉にある点も共通しています。ヒロインの死が引き金となって、『ハムレット』ではハムレットとオフィーリアの兄レアティーズが、『コードギアス』ではクルルギ・スザクとユーフェミアの異母兄ルルーシュ・ランぺルージが、お互いの命をかけた戦いに身を投じることになります。オフィーリアの死といえば、アン・シャーリーが演じる『不運な白百合姫』ごっこは、オフィーリアの最期の場面と相通じるものがあるといえます。また、前回紹介した二ーナが憧れる女性こそユーフェミア様であり、EのつかないANNである二ーナが憧れる以上、ユーフェミア様は、Eのつくアン・シャーリーに等しい存在であると考えられます。そして、その証左に、ユーフェミア様がアンに変身する場面が確かに存在しています。それは、『コードギアス 反逆のルルーシュ』第五話「皇女と魔女」で描かれているスザクとユフィのデートシーンです。この場面は、オードリー・へプバーン主演の映画「ローマの休日」を下敷きにしており、すなわち、ユーフェミア様はへプバーン扮するアン王女に変身していらっしゃるのです。

ん? このプリンセス・アンも、EのつかないANNはありませんかって?
細かいことは気にしてはいけませんよ。
二ーナにとって、ユーフェミア様は崇拝の対象。
ユーフェミア・リ・ブリタニア皇女殿下がE(エンペラー)のつくANNEでなくて、どうしますか! そう、ゆくゆくはユーフェミア様こそ次期皇帝! 神聖ブリタニア帝国第99代皇帝ユーフェミア・リ・ブリタニアとなるお方だったのです!

もっとも、その夢は、彼女の死によって、儚い夢と消えさりました。しかし……それもこれも、ルルーシュがユーフェミアに自分を暗殺させようと企んだり、不用意に「日本人を殺せ」とか、失言してしまったことが元凶です。

それにしても、ギアスは恐ろしいです。暴走すると、善良な女性も、虐殺皇女に変身させてしまうのですから。


【結論】

ユーフェミアはアサシンだ!