瀋陽で張氏師府へ | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。

熱中症になりかけて避難したレストランで意外に美味しい昼食を食べたら、また元気が出ました。

歩いて張氏師府へ。


張作霖、張学良父子の住まいです。
二人の名は日本史の教科書で学びましたが、この頃の日中事情は複雑過ぎて、系統立てて理解することが難しい。

軍閥であった二人の邸宅は、とにかく豪奢で故宮よりも見学し甲斐がありました。



どれだけの財力を持っていたのかと驚かされます。



張学友が2000年代まで生存していたことを知り衝撃を受けました。
帰国後に、もう一度この頃の歴史をさらおうと決意もしました。


人気のスポットで、大勢の特に若者の姿が目立ったことが印象的です。

暑いことに変わりはないので、外のカフェでアイスを食べてタクシーで駅に向かいました。
Nちゃんがタクシーを停めて行き先を告げる。

駅構内に入ったのが15:20。
電光掲示板にホームが表示されないことに疑問を持った私がよくよく切符を見ると、
「駅が違う!」
そう、ここは瀋陽西駅。
切符には16:10瀋陽駅の印刷が。
私的には到着したのは瀋陽西駅だけど帰りは瀋陽駅だと知っていました。
当然、Nちゃんもわかっているはず、と思っていました。


間に合わない、と半泣きになるNちゃんを引っ張って走って駅を出て、タクシーを拾います。
ここでもまたNちゃんはよく分からない拾い方をして、運転手はメーターを使いません。
30元と言いました、とのこと。

どのくらい時間かかるか聞いて!
とNちゃんに言っているのに、運転手はチケットを変更すべきだと言うばかり。
Nちゃんも、チケットを変更できるか調べ始める。
いやいや、着いてから考えようよ。

運転手は明らかにノロノロ走り、挙げ句遠回りまでしています。

ついに駅から少し離れた所に停車。
30元出すと、1人30元だ、と言う。
Nちゃんは無言でもう30元出しました。
うーむ、Nちゃん・・・。

確かに運転手とそこでごちゃごちゃ争う時間はないのですがね。

この時点で10分前。
ホームへの改札は既に開いていて、走った私たちは無事間に合いました。

はー、ぐったり。
そして汗が絞れるほど出ました。

瀋陽は暑さとタクシーのせいで良い思い出の街とはなりませんでした。
こちら側の原因ではありますが。
が、中国での旅がスムーズにいかないことに慣れている私にとってはなんともありません。
むしろ、最近は都会化した上海ばかり旅していたので、「おお、このストレス、久しぶり!」と可笑しく楽しんだのでした。