目的のない吉祥寺散歩でしたが、
パンは買って帰らないと。
吉祥寺の名店、ダンディゾンさんに、初訪問です。
東急裏の小さな路地がいくつも重なる中の、
袋小路にあります。
入口はパン屋とはわからない、おしゃれなコンクリートのビル。
さりげない看板だけが頼りです。
秘密めいた階段を降りていくと
そっけないまでの、ガラス張りの入口。
ブティックのように静謐で、クールな店内に、パンが並んでいます。
奥には工房があって、やはりガラス張りなため、職人さんたちが忙しく立ち働く姿が見えます。
ゆっくり悩んで、連れ帰るパンを購入。
なぜだかバゲットを避けてしまったのですね。
配合の違いでナンバリングされたオリーブオイルを使った食パンと、
おやつ代わりの小さなデニッシュ。
トーストして食べると、さっくり歯切れが良く、
さっぱりといただけるパンでした。
評判は確かだと思いますが、
私はもっと美味しいパンを知っているかも。
購入時の高揚感と、おしゃれな陳列、名店をようやく訪ねた喜び込みの評価でしょうか。
それは確かなのですが。
そして、お店を後にするときに感じたのですが、
もしかして私、初訪問ではないかも。
いや、この場所、来たことがあるはず。
パン屋さんになる前は別のお店だったのか、
それとも訪問したけれども定休日だったのか、
あるいはデジャブ?
ごちそうさまでした。



