最後にとっておいた換気扇のお掃除に奮闘する私を慰労しようと、
殿が連れ出してくれたのは、
うっすらと雪に覆われた、奥蓼科の渋・辰野館。
二度目の訪問です。
大きな玄関は既に新年を迎える支度。
創業百年越えの秘湯の一軒宿です。
浴場が男女それぞれ三つありますが、それぞれ移動に着替えが必要なユニークなお風呂。
メインの「信玄の薬湯」は、本日私一人の貸切状態でした。
ので。
ここは体を洗うことが禁じられています。
石鹸とシャンプーを使える浴場は、別の場所に。
打たせ湯が落ちる湯船は、源泉そのままの冷鉱泉。
単純炭酸泉とありますが、酸性の硫黄泉のよう。
薄く白濁していて、硫黄の香りがします。
奥の湯船は深さが90cmほどあり、ステップに腰を下ろしてつかります。
はあ~、気持ちいい
館内がとにかく寒いので、体がほぐれます。
加温もほどよく、じんわりと汗ばむ程度。
長湯をすると効能が強く、湯あたりしそうなので気をつけながら。
隣の男湯で、殿が最近お気に入りの福山雅治を歌っている・・・。
前回は知らない女性とオシリが触れ合いながらの入浴、という事件がありましたが、
今回もハプニングが!
お一人入浴を満喫していると、全裸の男性が入ってきた!!!
・・・間違えたんですね。
白濁してて良かった
男性もタオルで隠していたので、良かった・・・。
「男湯は隣です」
と冷静に指差してあげましたよ。
ここは昼間に来るほうがいいね。
年末に体を清め、入湯納めです。