今日の国内ニュースは、
相変わらずの「オリンピック」ネタ(少し減少?)と、
「東日本大震災(3.11)から、ちょうど2年半」というのが多かったですね。
国外ニュースは、
カッパドキアの日本人殺害事件とか、
シリア情勢と米オバマ大統領がらみ、
そして「尖閣諸島の国有化から、まる1年」などでした。
そっか、石原(前)都知事の「都が買い取る」発言から始まって、
結局、民主党の野田政権(当時)が「本日、国有化しました」と発表してから
ちょうど1年経ったのね。早いもんだ。
でも、12年前のこの日に起こったアメリカの「同時多発テロ」関連は
どの局も報じなかった???
時差の関係で、恐らく今夜今頃、追悼セレモニーなどやってるせいかな?
って事は、明日は報じられるのかな??
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12年前の2001年9月11日、
当時4歳だった私は、上海の仙霞路という場所で暮らしていました。
忘れもしない、その日の夜。
その日はたまたま母が飲み会か何かで不在で、
アーイ(お手伝いのオバチャン)が加班(残業)して、
私の世話をしてくれてました。
普段はかなり遅くに帰ってくる父が、
珍しく9時ごろ、慌てて帰って来ました。
「大変なことになったらしい、こりゃ戦争が起こるぞ」と、
NHKのBS放送(ニュース10)をつけたら……
旅客機が、ツインの高層タワーに突っ込む映像が何度も繰り返し映し出され、
事態の飲み込めないアナウンサーもパニくってました。
CCTV(中国国営放送)にチャンネルを変えても、
この事件はその時点で、一切放映されていませんでした。
(そういう国なんですよね……)
アーイはNHKの画像を見ながら、
「アイヤー!ジェンダマ!?」(うわー!これ事実!?)と
繰り返し言って、目を白黒させてショックを受けていました。
しばらくして「イスラム過激派の無差別テロではないか?」
という憶測が流れました。
父は、「もしそうなら、この先日本は判らないけど、
とりあえず中国では何事もないはず、大丈夫」
と言って、ショックを受けてビビッていたアーイを帰宅させました。
その後の経緯は、最近自学した日本史Aで知りましたが、
アフガン戦争、イラク戦争と、アメリカ主導の多国籍軍が中東に攻め入り、
日本では「集団的自衛権」を行使するか否か、
ただちに立法が必要ではないかといった、
国会が大混乱するような、与野党間の激しい論戦となって行きました。
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なんだか、「11日」って、いろいろと「節目の日」が重なりますね。
同時多発テロの死者数は約3,000人、うち日本人は24人だったそうです。
東日本大震災は、死者数は15,883人、
行方不明者数は2,656人だそうです(←復興庁HPの本日発表データ)
そして昨日も今日も、尖閣諸島の警戒水域に
中国船が侵入したとかしないとか報道されてましたが、
このもう一つの「9・11」は、「死者・行方不明者0人」での、
早急な問題解決に至ってほしいと願うばかりです。
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ところで、古い画像ですが、
同時多発テロから6年後の2007年、
NYの「グラウンド・ゼロ」に行きました。

この日から、今、さらに6年が経ってます。
現状は判りませんが、現在この地に建設中の
「1ワールドセンター」が、来年完成予定だそうです。

若いから、遠いから、おカネが無いから、学校があるから、何もできない…。
仕方ないと思うんです。

でも、せめてできる事とか、大切な事は…
こういう事件や事故があったという事実とか、
犠牲者がいたという事実を、「忘れない事」、「覚えておくこと」でしょう。

でも、毎日毎時、忘れない事など不可能。
だから「節目の日」が存在するんであって、
その日に「思い出す」だけでも、犠牲者への
ささいな追悼くらいにはなれるんだと思うのです。
だから、
「報道の役割」ってとても大事で、「報道の力」って大きいと思うのです。
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【おまけ】
堅い内容になってしまったので…

↑ リバティー島行きの船の、チケット売場のレプリカさん (*゚ー゚)ゞ

↑ そして、リバティー島にいらっしゃる、ホンモノさん (`・ω・´)ゞ
女神さんのように、「見守る事」って大切だ ←