いちばんなってほしくないことになってしまいました。

 

心の中が、ぐちゃぐちゃどころかぐじゃぐじゃなのですが、書きつつ自分の心も整理したいと思います。

 

日馬富士、引退…。

あのような傷を負わせる暴力は、何があっても、絶対にいけないことです。

でも…ものすごく残念で、ショックです…。

こんなにガックリくるとは…。

 

初日か二日目か忘れましたが、力士溜に座るキセノンと日馬富士がテレビ画面に映ったときに、うつむいてる日馬富士の雰囲気が、なんか元気ないなぁって感じていたのですが、貴ノ岩への暴力問題が心のどこかに引っかかっていたんでしょうか…。

栃東だったか栃ノ花だったかのハンカチ買おうとして、間違えて安馬のハンカチを買ってしまったことと、私が父親を亡くした2ヶ月半後くらいに安馬がお父様を亡くされて、情が入ったことで、密かに応援していました。

朝青龍のときにも思いましたが、こんな引退の仕方、悲しいよ…。

なんでそんなことしちゃったかな…。

 

…やってないことをこれからやることはできるけど、やってしまったことをやらなかったことにはできない。

でも、出場停止1年とかになったとしても、土俵の上に立ち続けてくれると思っていました。

 

生まれ変わるなら日本人として生まれたいとまで言っていた日馬富士。

お父さん貴ノ花のビデオを見て研究してるって言っていた日馬富士。

その貴ノ花の息子である貴乃花親方の弟子で、同じモンゴル出身の貴ノ岩に怪我をさせて、それが原因で引退に至ったというのは…まだ仕方ないと思うまでになれず…本当に残念で、ものすごく悲しいです。

 

 

貴乃花親方も、組織人としては、日本相撲協会に報告すべきだったでしょう。

でも、協会員としてという以前に、人として、貴ノ岩を預かる父親代わりとして、だまって被害届を出したんじゃないかと思っています。

 

加害者・被害者ともに組織内の人間である暴力事件に対して、組織に「警察に被害届を出します」って言ったら、多分ほとんどの組織が、話し合いで解決するよう説得して、社内のこういうことを公にしないでくれ、ってまずは言うと思います。

貴乃花親方の信念として、守りたいものは、守るべきものは、日本相撲協会という組織でも理事っていう役職でもなく、弟子であり、今なら貴ノ岩なんだ、という思いだけだったんじゃないかと私は思っています。

「あなた方のことは信用できないので」って本当に言っていたとしても、個人や人として信用できないっていう意味ではなく、組織で関わっている(関わっていく)上で、組織人としてのあなた方が信用できないと言っただけなんじゃないか…と思っています。

第三者や、組織目線ではつじつまが合わないと感じられることも、貴乃花親方の中では、ちゃんと合っているんじゃないでしょうか。

想像でしかないですが。

 

 

今言えるのは、言うことがあるなら、酒のないところで、向き合って、きちんと冷静に言うべき、ということ。

これだけは改めて感じました。

 

 

日馬富士。

日馬富士の相撲にすごくワクワクして、感動もいただきました。

残念な理由での引退ではありますが、本当にお疲れ様でした。

お相撲さんとしては小さい身体でがんばってきたことは、お相撲ファンにはちゃんと伝わっています。

笑顔がとってもステキな日馬富士。

1日でも早く、あの笑顔に戻れる日がきますように…。

本当にありがとうございました。

 

 

そして、貴ノ岩の怪我と心の傷が、早く治りますように…。