昨日、平尾誠二さんが亡くなりました…。


仕事で必要なときがあるもので、会社から言われて、数社の新聞のニュース速報などがメールでくるようになってるんですが、その表題を見て、絶句しました…。

特別なラグビーファンではないですが、新日鉄釜石のV7時代はリアルタイムで知っていて、V7達成が新日鉄釜石と神戸製鋼だけってことも、もちろん知っています。

松尾雄治が主将時代の新日鉄釜石の試合と、年明けの大学ラグビーは、テレビで観ていました。


世代なんで、スクール☆ウォーズも、もちろん欠かさず観ていました。

当時のような校内暴力・家庭内暴力が社会問題になっている時代ではないですが、今こそ観る必要がある気がするドラマですね…。


新日鉄釜石が、神戸製鋼にV8を阻まれたときのことは、忘れていません。

がっつりショックでしたが…(笑)。


その神戸製鋼を引っぱったのが、間違いなく平尾誠二さん。


カッコよくて、男前で、勝負を知る男の顔で、最初に存在を知ったとき、いい意味で、ある種の衝撃を受けたのを覚えています。

それ以来、テレビで見ると、気持ちがワクワクする方のひとりになっていました。



『釜石の夢』という本を、数ヶ月前に偶然買って読みました。
被災地でラグビーワールドカップを!と進んでいくラグビーを愛する人間たちの、胸が熱くなるノンフィクションでした。


松尾雄二さんや新日鉄釜石でプレーした、全国にいる元ラガーマンたちが中心となって、釜石を助けようって、ものすごく動いてくれたようです。
神戸製鋼の現役ラガーマン、元ラガーマンたちも、平尾誠二さんを中心に、自分たちも大きな震災を経験してるし、同じ鉄の街じゃないかっていう気持ちから、協力したいって言って、大きな震災の経験がないと気づけないような細かいところまで、釜石のために動いてくれたと書いてありました。


読んだとき、涙が出ました。


本を読むまで、全然知らなくて…本当にごめんなさい…。

そして、本当にありがとうございました。


でも…その釜石で、神戸で、日本各地で、開催されるラグビーワールドカップ、2019年、これからなんだよ…。


ラグビーのために生まれて、ラグビーのために生きた男。
ものすごく、ものすごく、カッコいいです。


53歳…。

あまりにも早すぎて、ちょっと言葉がないですが…天国でも思う存分ラグビーのために生きてください。