本日(日付的には昨日ですが)は、国立能楽堂で、

狂言の『太刀奪』(たちばい)と、

能の『国栖』(くず)を

観てきました!


実は、本公演は久しぶり。

いつのまにか、座席にモニターがついてまして、

いわゆる台詞や何を謡っているのかが、

わかるようになっておりました(笑)。

一応スイッチオン!してましたが、極力耳で聞くようにしました。



すごく良い席で、正面の3列目で、ほぼセンター。

いやー、迫力が…!!!



久々の能。

面白かったです!!!



実は、いちばん楽しみにしていたのは、囃子方。

大鼓の大倉正之助さんと、笛の一噌幸弘さん、

ものすごくすきなのです…☆


私の記憶が確かなら、チケット買って、初めてひとりで

能を観たときの笛は、一噌幸弘さんだったような。

それからファン(笑)☆

能の笛。

切れるような音で、一気に引き込まれます。

笛から始まるんですが、あの音は涙が出ます。

私の中の何かと、つながってる感じがします。


正之助さんは、初めて観たときに、指皮をつけずに、

あの鋭く響く音を出していることに感動しまくって(笑)ファンに。

カッコいいし(笑)。

でもって、実は共通の知り合いがおりまして(笑)、

プライベートの正之助さんも、男が惚れる男!ということは

聞いてます(笑)。



国栖は、大海人皇子と大友皇子が戦った、壬申の乱を描いた曲。

能や、能楽の要素が、いろいろつまっていました。

美しい舞と、激しい舞と、どちらも楽しめます。

狂言方もアイで出るので、狂言のリズムと、能のリズムの違いも

楽しめます。

舞台上には、結構多めの演者の方が立ちます。

ワキの福王和幸さん、ハンサムでしたねー(笑)。

子方の和久凛太郎くん、むっちゃかわいかった…☆

ステキな能楽師になっていってね☆


でもって、能と言ったら、1つ1つの動きにも注目です。

足の運び、姿勢、座り方、立ち方…これも良い意味で唸ります。

声の響きもハンパないです。


そして、今回も、人にして人にあらず…というか、

人でも人形でもない、もっと違うものを観ている感覚になります。

面をつけたときに、何かが確実に降りてきている気がします。

今回の国栖では、後シテが蔵王権現で、後ツレが天女。

うん…ホントに、そういうものを観ている感覚。



太刀奪も、笑いました(笑)!

動きがコミカルだったりするのに、乱れがないというか、

ムダがないというか、これまたすごい日本文化です。



今回、国栖と壬申の乱に関する説明があってから

狂言を観て、能を観ました。

説明してくださった、倉本一宏さんも、お話が面白い方でした!

倉本さんの書かれた本、読んでみよう!!!



能がもっともっともっともっと普及してほしいのは確かですが、

チケット取りづらくなってほしくないような気も…(笑)。



能を観ているとき、お相撲を楽しんでいるとき、

日本人でよかった…☆と思います(笑)。

お味噌汁を飲んでる(食べてる?)ときとか、

納豆ご飯を食べてるときもね(笑)。




明日は、今年最後の九州場所、お相撲の初日です。

…観れない可能性大ですが(涙)。