出場停止、四~五場所…
最悪、引退勧告か…
と思っていました。
まぁ、引退勧告する準備はしていたようですが…。
自ら引退という、最後のプライドは、守った…のかな。
私は朝青龍がすきでした。
巡業のときとかの朝青龍のファンサービスも、
裏表がない(と私は思っていた)人柄も、めいっぱいの笑顔も、
どんな技でも確実に打てる取り口も、憎めないキャラクターも、
実はすごく繊細なんだろうなぁって思えるところも…。
子供たちに人気があるだけの横綱だよなぁと思ってました。
サッカー騒動のときにも、言いたいヤツには言わせておけ!
そんなヤツらにつぶされるな、朝青龍!!!
と思ってたくらいでして。
が。
今回は被害者(と言っていいと思われます)の方がいらしゃるわけで。
それが、今までと全く違うところで…。
ちょっと横綱として、いい気になっちゃってたのかな…とも思います。
もちろん、違うかもしれませんが。
綱の向こう側の存在=神=横綱の地位。
でもひたすらに人間だったんだろうなぁと。
正直、こういうことになるとは思いませんでした。
まぁ、引退勧告かもと思っていたということは、
イコール引退するかも…と思っていた、ということでもあるんですが。
矛盾してますけど…。
朝青龍の相撲が見たい。
でもここで甘い処分だと、また何か問題が起こるのではないか…
という思いもあったりして…。
ホントに、矛盾というか、いろんな思いがぐちゃぐちゃしてたんですが、
引退することになって、ますますぐちゃぐちゃしています。
引退会見の朝青龍の顔。
棘が取れたというか、棘の先が丸くなったような、そんな笑顔でした。
どんだけ、気を張ってたんだろう…って。
その気の張りかたが、間違った方向にさえいかなければ、
誤解されることもなく、
日本の国技である相撲、そして横綱という地位に
副わないことをすることもなく、済んだのに…と思うと、
ある意味、不運の横綱だったのかも…とも思います。
涙出てきました。
いつかはくる引退の日。
でも、こういう原因での引退だけは、してほしくなかったなぁと思います。
初場所千秋楽、朝青龍の最後の取組と、幕内最高優勝表彰式を
見れてよかった。
本当に本当に、お疲れさまでした。
そして、ありがとう。
ゆっくり心身を休めてください。
あー…。
なんか全身の力がガクっと抜けました…。