私は後悔しています。

若貴時代、お相撲を観ていませんでした。


仕事が忙しかったこともあります。

朝7時15分には家を出て、最終電車で帰ってきて…ってな感じで、

観たくても観る時間も気力もありませんでした。

が…それだけじゃなく、女性のキャーキャー声が響く相撲が、

なんとなく「違うんじゃね?」と思ってしまったから…

というのも理由にありました。

(実際、本場所でもキャーキャーだったのかは、観てないんで、

全くわかりませんが…)


ある日、家の近所の○ァミマで、『Oh!相撲○伝』という

お相撲のDVD付きのお菓子が売ってまして…

メーカーにまで問い合わせて、5種類全部揃えて観たんですが、

そこで愕然としてしまったワケなんです。

なんなの、この貴乃花の相撲!!!


それからYouTubeで、貴乃花の取組を観まくりました。

やっぱり、なんなの、この貴乃花の相撲!!!


決まり手が寄り切りの取組では、相手の体が止まるまで、絶対に

廻しを放さないんですね。

ものすごい横綱相撲です。

取組相手と、溜りにいる人たちに怪我をさせないため…かな…?

と勝手に思ってますが、観れば観るほど、涙が出そうになる相撲…。

ここまでの相撲を取るお相撲さんは、初めてみました。

入門して、初めて勝ったときから、勝つときはそういう相撲を

取っていたようです。


カッコいいっていうのは、顔だけじゃなくて、相撲内容も

カッコよかったんだ…。

気づいたときには、すっかり親方の貴乃花…。

ごめんなさい、ホントにごめんなさい。


今でも、審判員が変わるとき、貴乃花だけは声がかかります。

それも、オジさんの声!

多分、ちゃんとそういう相撲を観ていたオジさんなんだろうなぁ。

貴乃花もうれしいだろうなぁ。


知り合いの元幕内力士のNさんが、貴乃花と同級生だった方で、

今でもよく、貴乃花と飲んでいるそうです。

「ずーっとね、相撲の世界にしかいないヤツだから、

今のオレから見たら、世間知らずのところはありますよ。

でもね、本当に心の底からあいつは相撲がすきなんですよ。」

って言ってまして…ますますファン度アップです。

そう言えるNさんも、とってもステキです。

今度、場所に行ったときに、「貴乃花!」って叫んでみようかな。


横綱になるために、生まれてきた男。

相撲に人生を捧げるために、生まれてきた男。
ホントにそう思います。

これ以上の横綱は、多分しばらく出てこないでしょう。

正直、今の有望株の誰が横綱になっても、この人以上には

なれないと思います。


バッシングもされやすい方ですが、正直、そんなのどうでもいい。


あなたと同じ時代に生まれてこれて、よかったです。

あなたの取組をリアルタイムで観てなくて、残念です。

これからは、親方としての貴乃花を見ていきます。

またまたハンパな感じで終わります。

今度は心に残る大関でお会いしましょう(笑)。




※ルームに芝居のこと、お相撲のことメッセージくれたみなさま、

どうもありがとうございます。

長い間、目を通してなくって…ごめんなさい。

これからちょこちょこ目を通すようにします。

とってもうれしいです!