今日(日付的には昨日)は、稽古場に通しを観に、Nさんが来ました。


Nさんはプロの脚本家です。


今の劇団のメンバー全員と、客演の数名は、仲が良かったり、顔見知りだったりする人です。

私にとっても、アホなこともマジメなことも話せる友達です。


私が音響をしている中堅の某劇団も、まだ小劇場劇団だった初期の頃、かなりお世話になりました。

っつーか、台本を書いてくれてました。

プロの脚本家としての大ヒット作もある劇団の主宰が書いている今も、チラシやパンフに名前は載りませんが、アドバイザー的役割を果たしてくれてます。


で、感想を聞いたんですが…

プロの視点は的確です。

どこがどういう理由で良くないのか、それをどうしたら解消できるのか、すぐに挙げてくれます。

正直、芝居でなんとなくもやもやしていたところがあって、でもそれがナゼなのか原因が具体的にわからなかったことを、すべて具体的に的確に言ってくれて、言われることすべて納得でした。

「俺だったらこう書く」

というのも、すべて納得で、こういうのがプロなんだなぁ…と、改めて実感した次第で。


稽古場で、ずーっとついてやってると、作品にも役者とかにも、良くも悪くも、情がわいてきてしまうので、もやもやしているところも、何が原因なのか、見えづらくなってくるんですね。

なんとなくはわかっても、どうしたらいいのか案を出せるほどではないという状態で…。

でも、プロは違うんですよね。


チラシに名前は載らないけど、こういう人たちに助けられて、芝居は出来ていきます。

劇団は勉強していきます。


もう幕は上がるので、時間的に、修正できるところは、正直限られます。

それでも、きっとAっちゃんとKうちゃんとZきさんは、今日は寝ないで、どこをどう修正するか、考えてくるんじゃないかな…。

私は明日劇場さんにFAXするセッティング図とかを作成するために、23時には家に帰ってきましたが…。

でも、本番まで仕込みを入れてあと2日。

倒れない程度に寝る時間を削ってでも、少しでも楽しんでもらえるものを提供できるように、やるのみです。

私も、少しでもその力になれれば。




…そして、明日は稽古場最後の日。

ということは、もちろんトラックに積み込みの日。

頼む、積むときだけでいいから、雨、降らないでーーーーー。