満開の桜に見送られて
父が逝きました。
「お父さんが倒れたからすぐに来て」
と、母からの夜中の電話。
その日、救急車の中で
私の目の前で息をひきとりました。
必死に心臓マッサージをしている救急隊員の姿。
ただただボー然と見つめていたような・・・
病院の外で亡くなったため、
警察からの事情聴取。
いつもお互いを心配していて、
私の入る隙もないくらい
仲の良すぎるくらいの老夫婦でした。
それでも警察からは
夫婦仲はどうだったか
保険は入っているかetc
お巡りさんも刑事さんも優しい方で、
法律上しかたなくやっているのはわかるけど、
長い長い無駄な時間が流れてました。
大好きな父だったのに
不思議なくらい、涙ひとつ出ません。
でも大変なのはこれからです
最愛の連れ合いを亡くした母が
きゅうにボケちゃったみたいで![]()
いろいろな手続きもあるし
お墓もこれから
父が生前言ってたことを思い出します
「人をひとり、仏様にするということは、
生きてるときよりも大変なんだよ」と。