このブログでは
発達グレーの息子の成長を主に
4人家族の日常をゆるやかに
書いています
自閉症スペクトラム疑い
2歳で療育手帳取得→3歳で返納
年少から発達支援枠で保育園へ
長女チャー子(小2)
優しいお姉ちゃん
少しHSP気味(担任から指摘)
ママ
カフェイン大好き専業主婦
パパ
子煩悩なサラリーマン
1歳後半から発達に不安を感じ始め、2歳になる頃には自閉症の疑いが強かったイオ。
その時からずっと自閉症だと確信していたし、いずれ診断はおりるものだと覚悟していました。
…でも、それでも検索せずにはいられなかった
小さい時に自閉症の疑いだったけど、成長したら違った
という事例。
イオも自閉症の特性が強いけど、成長につれて薄まってくれないかな。
普通の子のようになってくれないかな。
…でもいくら検索してもそんな事例はありませんでした。
あったとしても本当に特性の薄い子。
それっぽいなーくらいで。
イオの比較対象としては参考にすらなりませんでした。
やっぱり自閉症じゃなかった…ってなったらどれだけ幸せだろう。
もし成長して診断がつかなかったりしたら大喜びしちゃうんだろうな。
…なんて想像をしたこともありました。
当時はどれもあり得ないことだとわかっていたけど。
しかし今がまさにその憧れていた状況なんです。
自閉症の疑いだったのに診断がつかなかった!
検査結果だけ見てみれば(療育手帳更新時の数値も含めて)まるで健常児です
でも実際の私の心境はとても手放しで喜べるものではありませんでした。
あんなに望んでいた状況なのに…
それは何故かというと
やっぱりイオの成長がまだまだ安心できるものじゃない
からです
もちろんイオはめちゃくちゃ成長しました
でも健常児と同じではありません。
保育園で加配がついているわけではありませんが、発達支援枠で通っているので状況に応じて個別の声掛けなど、配慮してもらっています。
今のイオは配慮なしではやっていけません。
…ということは、やっぱり何かあるんじゃないかというのが私の気持ちで
結局診断がつかなくても、本人の成長が追いついていなければ「やったー健常児だった!」なんてことにはならないようです
なので今の私の正直な心境としては
3歳で診断がつかないということは、発達障害でもかなり軽度なのかな…今のところはグレー?
でも就学前には診断がつく可能性アリ
といった感じです
新版K式の結果も一応正常域だけど、どの項目も年齢相当の100に達しているものはなかったので、まさに発達グレーという表現がピッタリだと思います
そして病院で結果を聞く時に間に合わなかったパパに報告すると…
パパの口から出たこの言葉
「澤口先生の言った通りになってるね」
実はこの記事で書いた、zoomで澤口先生のオンライン相談を受けた時
この時、澤口先生はイオの様子を見て
「この子は生まれつきの自閉症じゃないよ」
と仰っていたんです
これには私とパパも衝撃を受けました。
自閉症であるイオの育て方について相談するつもりだったのに、まさかそんな事を言われるなんて…
澤口先生は見ればわかるそうです。
脳科学のことをきちんと理解していればわかると。
生まれてすぐわかる場合もあるし、生後1ヶ月くらいでも。
1歳にもなれば確実にわかると。
なのでイオは生まれつき脳に機能障害がある自閉症ではなく、生まれてからの環境要因で発達障害のような症状が出ているだけらしいのです。
つまり私の育て方ですよね…はい
先生が仰っていた、子供に発達障害のような症状を引き起こす環境要因とは
赤ちゃんの頃からの動画、ネットの利用
テレビ、電子おもちゃの多用
早期幼児教育
などでした。
澤口先生のオンライン相談を申し込む時に、事前にメールで送られてくる問診票に記入して返信するのですが、これにも子供の生育歴や現在の様子の他に、何歳から1日どのくらい動画視聴してるか…など詳しく記入します。
でも私は、どの自閉症の本を読んでも必ず『自閉症は生まれながらのもので、育て方でなるものじゃない』と書かれていたので、イオに自閉症らしい症状が出ているということは生まれつきの障害なんだ…と思っていました。
環境要因でそんなことになるなんて知りもしませんでした
そして私がこのことをブログで書かなかったのは、イオが自閉症じゃないなんて
とても信じることができなかったから
半信半疑…いや半分も信じれなかった
だって2歳頃のイオすごかったよ?
権威のある先生の言うことだから信じたいけど…
せめてzoomでなく直接イオを見てもらえたら…
画面越しだから良く映ってしまったかな…
なんて考えてしまいました
でも澤口先生からそう見えるということは、イオはかなり軽度なんだと思うと嬉しくて
科学的な根拠を持って療育は必要ないと説明して下さったので、とりあえず一年間は先生を信じて保育園のみでいこうと夫婦で話し合ったのです
…そんなことがあったので、今の状況はまさにパパの言う澤口先生の言う通りという事になるんですよね
そういえばイオには知的障害もないと断言していました。
その時は療育手帳を所持していたのに。
知的障害も脳の機能障害だから、大体見ればわかるそうで…
その後すぐに療育手帳の更新があって、本当に手帳が外れたので驚きました
そして澤口先生は一応「現在自閉症らしい症状が出ているから、病院に行けば診断がつくよ。病院は診断をつける場所だから。だから別に病院は行かなくていいと思うけど…」とも仰っていました。
なので私たち夫婦も、今回病院に行くと診断はついてしまうと覚悟していたわけです。
一年以上イオの経過を診てくれていた病院だったので、なかなか行かない…という決断には至らなかった(私が)
…さて、もし澤口先生の見立て通りだとするとイオは健常児なので、ここから更に成長して普通の子になるはずです。
でも、現状はよくしゃべって目も合うけどお友達と会話は難しい、ちょっと変わった子です。
これからどう成長するのか、本当に想像のつかない子。
就学となれば普通級に行くのか、支援級に行くのか…まだまだわかりません。
それでもイオが想像以上に成長して、私たちを驚かせてくれているのは事実です
これからもイオの成長をのんびり書いていくので、こんな育ちの子もいるよ…と誰かの参考になればいいと思っています
最近ひらがなを読むのにハマっているイオ
すごい、すごい
かなり長くなりましたが、今回は以上です。