「今月で完済だよ。ここまでありがとう。色々ごめんね。」


ようやくその言葉を夫に伝えることができました。
借金のことを打ち明けてから、ここまで本当に長い道のりでした。

私なりにできる限りのことをしてきたつもりです。働いて、ポイ活したり、フリマで売りまくったり、苦手な節約もして、ようやくここまで来ました。

夫からも沢山支えてもらいました。

感謝しかないです。



そしたら、


「完済したら、言おうと思っていたことがある。ちょっと話していい?」


と夫。

胸騒ぎ。



夫は静かに、でも確かな口調で、胸の内を穏やかに打ち明けてくれました。

「借金をカミングアウトされた時、一緒に頑張ろうと思っていた。パピコも頑張ってくれたと思う。

オレも自分の趣味や好きなことを制限して、お金がかからないようにしてきた。

でもさ、ある日、なんでこんなに我慢しなきゃいけないんだって思っちゃったんだよね。

オレ、結構がまんしたんだ。

それが、少しずつストレスになって、溜まっていった。

なんでこんな辛い思いをしなきゃいけないんだって、こんなはずじゃなかった、周りが羨ましい、そう思ってここ数年過ごしていた。」

その言葉を聞いて、私は何も言えませんでした。

えぐられました。

夫は、ずっと胸の中で葛藤し、耐えていたのだと思います。



私は、私なりに頑張ってきたつもりでした。
でもそれは「私の頑張り方」であって、絶対に夫に押し付けちゃいけなかったんだ。

夫の方が辛いってわかっていたのに。

夫の気持ちに寄り添えていたのか。

きっと答えはNOでした。



「子供達が巣立つまで、子供達の為にはもちろん頑張る。そこから先については、ちょっと考えさせてもらうかもしれない。それを頭に入れていて欲しい。」


もう、頭真っ白。

考えさせてもらうって離婚ってことですよね。


ただ、実は、密かに、そんな予感もしていたのです。
夫の中にある、何か静かな距離、小さな違和感。

見ないふりをしていたけれど、気のせいだと思いたかったけど、やっぱりそうだったんだな。

実は、ブログをまた始めたのも、そんな不安を、少しでも受け止める場所が欲しくて再開しました。

頑張ってるから大丈夫って思う場所が欲しかった。

今はまだ、気持ちの整理がつかず。
でも少しずつ、この現実に向き合っていこうと思います。


私ができることを考えなきゃ。