後からやって来るアイツ 前編 の続きでやんす。
戦利品の数々を入手した私達はホクホク気分で帰宅。
空腹MAXな胃袋。
汁物は脳みそから弾き出されておりました。
で、
食事をはじめてから…
「あ、お汁作るん忘れてたっ‼
ま、いっか。」
思い出したけどももうめんどくさい私。
したらば、
ちょっとこ時間を置いてダーリンが。
「オレ、カップ麺作ろかな…」
と。
一瞬、デジャヴかと思いました。
以前、
私の食事が美味しく無いからと、
カップ麺を作って食べた方がいらっしゃったので。
が、しかし。
先程、一口目を二人で食して、
美味しい事は確認済み。
食え無い程の味付けでは無いです。
味の濃い物ばかりなので、
ちょっと汁物が欲しくなったのでしょう。
つい今しがた
お互いが好きなカップ麺を入手したとこでしたし。
気持ちがウキウキ♪カップ麺に行ってたのが、
手に取るように分かりました。
汁物の代わりにカップ麺。
ちょっと引っかかりながらも、
ウチのダーリンに限って
デリカシーの無いことはしないハズ。
ダーリンは晩飯をしっかり食べたい人だから、
ちょっと量が足りないと思ったのかもしんない。
汁物作らなかった私もいけないんだし。
で、
案の定。
どれもこれも残ったおかず達。
分かってるんですよ。
彼的には、
汁物無いって言ってるし、
なら大好きなカップ麺を汁物にしちゃえばいいじゃん。
おっと、
予想外にこれは胃袋に来たぞ。
お腹がいっぱいになったから残そう。
ただ、
自分の願望のままに動いただけ。
で、
結果的に残しちゃった感じになっただけ。
しかしながら。
その大盛りカップ麺が無ければ、
確実にダーリンの胃袋に収まっていたであろうオカズ達。
せめて、
メインの茄子くらいは全部食べてくれてもいいんじゃなかろうか。
若干のイライラを抱えながら
就寝。
そして、
いつもより遅く寝たにも関わらず、
いつもより早く目覚めちゃったよ。
汁物にカップ麺。
代用品にはなりません。
ラーメン、ライス。
もう、メインです。
てか、
やっちまったものは仕方ないし、
お腹いっぱいになったのも仕方ないけど、
残して当たり前なその態度。
「茄子残ってるよ~?」
って言ったら、
「俺、結構頑張って食べたよ」
だそうで。
はあ。
頑張って食べなきゃいけない程のお味でしたか。
カップ麺食べたかったのに、
貴方の意見も聞かず夕食しっかり作っちゃってすみませんね。
ダーリンが茄子好きだから作ったんだけど、
カップ麺のが良かったんですよね。
そりゃあ空気読めずに失礼いたしました。
と、
出かけた卑屈な言葉を飲み込み。
平静を取り繕ってみました。
が、
朝になったらもう腹立って腹立って。
「ごめん。
食べ切れると思ったんだけどお腹いっぱいになっちゃった。」
食後にこの一言があったら、
イラッとしつつも、
まあ、
仕方ないよねって思えたハズ。
別に毎回感謝されたいと思って作って無いんですよ。
適当なご飯の時もままありますし。
喜んでくれたらいいな~とか、
美味しいって言ってくれたらいいな~とか。
それなりに思って作ってるから、
ぞんざいな扱いをされると、
自分で思う以上に凹みます。
一晩寝たら落ち着くどころか、
一言、二言、三言。
言ってやりたいけども、
言い出したら
キーーーーーーッ‼‼‼
ってなりそう。
大したことじゃ無いと言われたらそれまでだけども。
腹立たしくって仕方ないのは、
過去の思い出とリンクしてる可能性も無きにしも非ず。
もう二度とご飯なんか作らんっ‼
と、
食事作成を放棄した嫁の話を聞いた時、
なんちゅう女だよ。
と思いましたが、
今は分からないでもないその気持ち。
世の男性諸君。
ちょっとしたデリカシーの無さの積み重ねが、
嫁の大噴火を引き起こします。
ご注意を。