今回の同行者は、
U子。

早朝こんぴら倶楽部、
(今、思い付いた)
部員である。

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御来光。


朝は寒い。


暖かな温もり(布団)に包まれていると、
何もかも
どうでも良くなってくる。


よって、


本日の早朝こんぴらは、
昼こんぴらになった。



写真は…
以前行った時のもの。

てへ。




こんぴらさん階段は、
果てしない。
(果てはあるけど)

本殿までが785段。
更に
奥の院までが583段。




普段登る時は、
人もまばらだが、
今回は日も上がりきっているので
観光客がけっこういる。


その中で、


本殿から奥の院迄の階段で出会った
一際目を引く親子。






ジャンケン親子。



階段と言えば、
やっぱそうだよね。



お父さんの右手には、
ビデオカメラ。


子供の気を引くために、
子供を疲れさせないために。

ああ、
涙ぐましい父の愛。


それにしても、
父。

ジャンケン弱すぎ。


子供ははるか向こうにいるらしい。

グー
チョキ
パー

姿は見えず、
声だけが響いてくる。



負け続け止まっている、
父親の横を通ると、


にこやかに
「下からずっとジャンケンしながら来たんですよ」



いい“お父さん”である。




こんなに離れては、
子供はさすがに不安だろう。



と、




子供、デカッ!!!




どう若く見ても、
大学生。


ちょっと、

いや。

かなり恥ずかしそう。



訂正。


父の遊びに付き合う、
いい息子。




息子さんにも
頑張れと声をかけ、


階段との格闘に戻る私達。



帰り道。
もちろんまた遭遇。


まだやってた
階段ジャンケン。



どうやら、
カウンターで
ジャンケンの回数を数えてた模様。


息子さんの握るカウンターには、
1062の数。


その挑戦には、
何の意味があるんですか。



問いたい気持ちを
グッと抑え。


「もうちょっとでゴールですよ。頑張って」




止まると小刻みに振るえる、
生まれたての子鹿の様に
なっている足に気付かれぬよう

素早くにこやかに去ろうとして、



つるりと足を滑らせる私。

とっさにU子につかまり、
階段を転がり落ちることは免れた。


が、

息子と父親に

「転ばない様に気を付けておりてね。頑張って」


と、
逆に励ましの言葉を頂いた。




辛い登り坂も、下りは楽。
でも、
転ばない様に気を付けて。




何だかそう言われたようで、
ほっこり
心が温かくなった。



よく当たる、
奥の院のおみくじも、
今回のは優しい結果だった。



山は超えた。
よし、
転ばないようにゆっくり下りよう。