肝試し③今では、その病院は取り壊され、介護施設になっている。相変わらず、そこで働く人からは不思議な体験談をちらほらと聞く。ちなみにS君。しばらくその電話を無視していたらしいが、連日同じ時間に電話がかかってくるのに耐えかねカルテをお供の者に押し付け、返して来させたらしい。田舎町だが一応ヤンキーの頭。意外にも小心者。未知の者に遭遇すると、人間とは意外とそんなものかもしれない。