妖怪の話が好きである。

平安の時代には魑魅魍魎がいっぱい居た。


何故現代には出没しないのだろうか。


私なりに考えてみた。


電気の普及していない時代、
第六感は生活する上で必要だったのでは無いか。


想像してみて欲しい。


夜道は手に提灯の時代である。
街灯は無く、
灯りは足元が照らされる程度。

視覚はほとんどアテにならない。


夜中に溝に足を取られないためにも、

見えないモノを感じとる赤外線センサーのようなものが発達していたのではないだろうか。


いわゆる第六感である。

【第六感】
五感を超える感覚。
直感。勘{かん}。
インスピレーション。


盲目の人は、第六感が優れているともいう。


生活していくために必要だからである。



現代は夜でも視界が明るい。

自然と第六感の活躍する場は無くなり、
妖怪の存在が感じれなくなったに違いない。


と思いたい。


第六感を鍛えるためにも

たまには蝋燭を灯火として

ムーディな夜を過ごしてみるのも悪くないかもしれない。