12月、忙しいですね。

思ってたよりもずっと、今年は忙しい。

10月、11月の分がどっとずれ込んで、

溜まって、循環不全。



最近、おめでたの連絡と、訃報の連絡が続いている。



私が幼少時、父が長期入院していたお医者さんが、福島で亡くなった。

家族みんながお世話になった。

片道車で15分。我が家まで往診してくれたこと、数え切れず。

先生に診ていただくと元気になれる、大丈夫、そう信じた。


福島へ行かれてもう数十年が経つけれど、ずっと年賀状を出していた。

ずっと、第一線で働かれていた。

放射能の危険も、先生には関係なかった。

そこに病んだ人がいる限り、先生ならそうする。

そんな先生だから、

父が唯一言うことを聞く先生だった。

訃報を知って、奥様と連絡をとった。家族一同、父はかなり憔悴しきっていた。




奥様から、今日荷物が届いた。

何も形見らしいものがなくて、と、

先生の聴診器だった。

何十年も先生が使われていた、とても大切な聴診器。

本当に我が家にいただいていいのか???

今から我が家で家族会議だと思うが。


私は、その聴診器を見て、

とても大きなものを感じた。

そして、自分は小さいけれども、

やはり、何かしたい、と思うのです。