こんにちは
日本で開催予定のこの選手権は、昨日
モスクワで開かれました。
1ヶ月で急きょ開催となったモスクワは
さぞかし大変だったと思います。
また、日本への復興メッセージを各国選手から
いただくなど、いつもとは一味もふた味も違う
大会となりました。
また、各選手たちも、1か月前に標準を合わせて
練習してきた体調を、1カ月後に軌道修正するのは
どんなにか大変だったでしょう。
緊張感の持続の大変さは、誰でも経験している
事だと思います。
それが、このようの大きな大会の場合はいかばかりか
・・・想像を超えたものがあるでしょう。
ですが、
各選手、皆が皆、とても素晴らしいパフォーマンスを
見せてくれました。
心から、拍手を送りたいと思います。
今回の男子フリーは
4回転がキーワードだったのではないかと思います。
4回転を成功した人が上位を占めました。
これは、採点方法が変更になったためとも言われていて
ジャンプの失敗に対する減点が少なくなり、ジャンプ後に
転倒しても、回転している場合は、ジャンプとしての
評価はされるようになったそうです←と解説していました。
そのため、難しいジャンプは回避傾向にありましたが、
今回からは、皆が挑戦するようになりました。
その中で、成功した人たちが、さらなる高得点を取った
と思われます。
小塚崇彦選手は見事銀メダルでした。
今回男子は、パトリック・チャンが圧倒的な強さを見せました。
高橋選手は、ショートから少し調子が悪そうでした。
フリーでは、スケート靴のビスが取れるというアクシデントに
見舞われ、どうなるかとハラハラしましたが、本当に
緊張を保って、最後まで滑り切りました。その精神力の強さに
感動しました。
今回の女子フリーは
全体的なレベルがとても高かったと思います。
それと、目立っていたのが、ロシアの2人(レオノワとマカロワ)
の選手です。
マカロワは若さと美しさで圧倒されました。
レオノワはショートもフリーも独特の小悪魔的な振り付けで
スピード感と独特の世界観を出していて、彼女の容姿とも
よくマッチしていました。
これから、この2人からも目が離せませんね。
すべての選手が本当に素晴らしかったですが、
そんななか、安藤美姫選手の安定感は抜きんでていました。
なにか、余分なものをこそげ落とした後のような、すがすが
しさが、演技から感じられました。取るべくして取った、
金メダル!という印象でした。
キムヨナ選手は常に不敵な笑みを浮かべて、なにか特別な
オーラを発していました。フリーでは、2度ほど、ジャンプが
抜けたところがありましたが、全体的なすべりは、女王と
呼ぶにふさわしいものがあるなと感じました。
ジャンプの高さ、切れの良さ、流れ
どれをとってもため息が出るほどの美しさです。
今回は母国韓国へのオマージュとして「アリラン」に乗っての
演技でした。
表彰台で涙を流していたキムヨナ選手・・・この涙は
はたして何に対する涙だったのでしょうか?
16歳の佳菜子ちゃん
とても元気なスケーティングで、3回転のコンビネーションを
見事に決めました。素晴らしい演技をしたわりには、思った
より得点が伸びなかったなというのが、印象ですが、まだ
まだこれからが楽しみな選手です。
そして真央ちゃん
調子の悪い中、それでも大きく崩れることなく自分を
コントロールしている姿に、きっとだれもが、「がんばれ!」
と思ったのではないでしょうか?
3回転半にこだわり続けて、なかなか結果がでなかった
今季の真央ちゃん。
数年前の安藤美姫選手とダブってしまいます。
あの時も4回転にこだわった美姫ちゃんは、その重圧に
押しつぶされそうになりました。
でも、あの美しく元気なスケーティングの復活を本人以上に
応援している皆が思っているのではないかと思います。
フリーの演技中にふらついた真央ちゃんに対して、会場から
がんばれー!の声が聞こえてきました。
皆は、真央ちゃんの元気なスケーティングを待っています!!!
フィギュアスケートは
本当に面白いですね