「~にとって」 「~として」 「~には」 | チェリーのブログ

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こんにちは
7月には日本語教師の講座を卒業!
10月からは日本語教師デビュー!!!
日々、日本語に関するあれこれを綴ります。

こんばんは~


フィギュアを見ながら

課題をしこしこ頑張っていますべーっだ!



今回は、2つの課題のうち


「にとって」 「として」 「には」


の使い方の違いを考えました。



「~にとって」


意味

   ある視点から見た評価や判断考えを述べる

   「~」から見て、主観的な考え方。


使い方

   ~にとって、SはV(またはA)だ、Sはできる、できない

   など・・・


   ~にとっての後の文には、「~」の考え、判断が入る。


類似表現

   (人)の立場からみると

   (物)の点からみると


   中国人にとって、濁音と清音の区別をすることはとても

   難しいことだ。

   

   中国人の立場から濁音と清音の区別は困難だと

   判断している。



「~として」


意味

   「~」は、役割、立場、目的、種類などが来る


使い方

   ~として、SがV.  (ある、ない、する、しない)

   ~として、OをV.


類似表現

   ~という立場から・・・する

   ~という目的で・・・する



   私は、患者の看病をする。

   私は、看護師として、患者の看病をする。

        ↓

   私は、看護師としての立場から、患者の看病をする。


   私=看護師


   本を贈った。

   誕生日プレゼントとして、本を贈った。

        ↓

   誕生日のプレゼントという目的で、本を贈った。


   本=誕生日のプレゼント



「~には」


意味

   「~」には、その文における判断、評価の対象が入る

   その対象に対して、その判断、評価は客観的

   (cf.~にとって)

   大きい、難しい、できる、できない、わかるなどの

   評価が、何に対して下されるのかを示す。

   他のものはともかくとして、という対比的な含み

   生じる。


用法

   ~には、大きい(大きすぎる) など・・・


類似表現

   ~が判断の対象(基準)となると、・・・


 

   身長120センチ以下の子供には、このアトラクションに

   乗ることができない。


   身長120センチが、アトラクションに乗れるか

   乗れないかの判断基準になっている。





この説明で

少しは違いがわかるようになったでしょうかあせる



次回は、

「~にとって」 と 「~には」

の、ニュアンスの違いについて話したいと思います。


ではまた音譜