こんにちは!
これから数回は、学生時代を思い出してもらいます(‐^▽^‐)
さて、
次の文章から始まる作品の名前と作者は
をとこもすなる日記というものを、をむなもしていんとてするなり。
それのとしのしはすのはつかあまりひとひのいぬのときに、かどです。
そのよし、いささかにものにかきつく。
わかりましたか?
正解は、
『土佐日記』
紀貫之です。
この日記は、
土佐の国の国司だった、紀貫之が、任期を終えて、土佐から京へ戻るまでの55日間の紀行を、
女性が書くという趣向で綴ったものです。
実際は男性(紀貫之)が書いたものですが、
女性が書いたように仮名文(ひらがな)で書かれています。
平安時代に入って、ひらがな、カタカナの登場で
今まで、男性貴族や僧侶たちだけのものだった文字が、広くいっぱいに普及し、女性
文学への道が開けていきます。
この日記は、これ以降の女流文学の発達に大きな影響を与えたと考えられています。
この日記は935年ごろに書かれたものですが、これ以降
『蜻蛉日記』
『和泉式部日記』
『更級日記』
と続々と女性が日記を書いています。
余談ですが、
『蜻蛉日記』は、
夫や妾(昔は何人も妻がいた??)とのことや、こどものことなど日常を暴露?しているそうです。
いまどきのブログとなんらかわりはなかったのでは!?
今から、1900年以上も前でも、男と女の問題は、一緒だったのでしょうか。(-。-;)?
解説 (私の解説なのであまり、信ぴょう性はありません・・・あしからず)
しはすのはつかあまりひとひ
12月21日
いぬのとき
今日の午後8時を中心とした前後2時間
日記ですから、きちんと何月何日何時にどうした。という風に記されているんですね。