才能としての孤独
凡人にとって無縁のものであっても
才能があるものは時として孤独感を得ることがある
例えば芸術家
己が使命として自覚している者ほどそれを感じるものである
それは神仏との約束、契約でもあるが
人として人間としての自分が
普通に生活をおくる自分にはならないものか
彼らと一緒に交わることはできないであろうか
交流・共有する中での親和を得ることができるだろうか
そのような庶民的な生活をおくることが出来ない自覚と
使命との葛藤がその孤独の中にあるものである
優秀性としての孤独
人よりも何かにつけてその能力や技術、知性、容姿など
人とは違いかつ、人よりも優秀と思われる時に感じる孤独である
人よりも優秀である時に
それが人のためにあるのか自分のためにあるのか
思い悩む瞬間がまたある
ときには、世間が常識としているものと
自分の理想的思いに著しいギャップを覚え
自分は本当は何もできない人間ではないかとさえ思うこともある
死ぬ時の孤独
どのような仲間に囲まれたとしても
死ぬ時に旅立つのは一人である
そして年を経るに従い、死への不安に駆り立たれるものである
まずは、気づかぬうちに主客のずれが生じ始める
自分の思っていることと周囲とのずれが現れ始める
そして肉体は思うようにならず、
身体の内外かかわらずに傷みが生じてくる
自己の存在がこの世界から消えていくことへの
不安や恐怖そして孤独感をうみだす
協調性がない時の孤独
自分が居る中で人の輪の中に入れない時に感じる孤独もまたある
人みしりであるのか
その輪の中での関心事に興味がないからか
物事の考えが違うからか
また、自らが孤高とならんとせんがために敢えてそうしているのか
しかしながら、時としてその輪を見てある種の羨望の目を持って
孤独を感じる事もある
本当はどうすればよいのか
自分の意思がはっきり出ず分からないまま
また、あえて意識的にか無意識にかその部分を避けて
自らのことに関心から遠ざいているまま
ただ年月が過ぎていく者もいる
その期間は孤独の期間でもある
孤独とは一体何であろうか
いずれにしても
他人と繋がっていないという共通点を見出すことができる
また自分が活動、表現したいと思う中で
ある社会あるいは全体からの社会からの隔絶
ということもいえるかもしれない
何のための孤独であろうか
その意味を知らねばならない
その存在意義とは一体何であろうか
なぜ私たちはこのように誰しもが思うような
ことを経験しなければならないのであろうか
他者への関心が薄らいでいっている社会にあって
一人で生きていくことはできないことであるのにもかかわらず
様々なキーワードが
浮かんでは来る
孤高、孤独死、ニート、絆、共生、核家族
社会への還元、理想とのギャップ、個人的価値観
そして行き着くところ生と死
それは単純な肉体のみならず心の中における生と死
も含んでいる
よく知らないといけないところだろう
孤独はそのために象徴として
一人ひとりに
様々な形で表れてくる
それは、各個人の課題である
そしてその課題は、解決しうるものである
安易に、悟ろうとするなと
一人ひとりがその人生の中において現れる
諸問題は様々な瞬間・場面で遭遇するだろう
単純な個人的な肉体的な
それも数日で解決するようなものであれば
苦労はさほどしないであろう
けれども
人生として考えてみよ
人生としてこれを捉えたときに
真正面から考えて
自分にとっての至らない部分が
今試されているのではないかと
思う人は良い方向に向かっていく可能性が高い
この孤独を捉えるなかには
天意を汲み取る者も中にはいる
こういう者は、心の奥底から底光りする人間であろう
それは生と死、この意味を知りつつ生命を使っているということだ
真の勇気あるものは
真に聖なる光を帯びるものは
必ずその前に孤独の時間を強いられる
そして
孤高にしてただ一人勇気を持って立ち上がった者が
自力を超える瞬間である
その者は生死を超え
この世界でも
目に見えざる世界にも
同時に生きていることになるのだ
それは、真実を掴んだということでもある
だから、これだけは言っておこう
自らが以ってその生命を断とうとする者よ
あなた方は
現実逃避として選んだ選択か
それ以外の理由かは知らないが
死んでも、死ぬことはない
肉体は滅んでも、意識は
否、
この意識こそが自己の本体であり
永遠に生き続ける存在である
従って、苦しみから逃れようとしても
解決にはならない
むしろ、真実に従ってその道へと命を使うために
生きなければならない
神仏に命を預けその為に生命を使うことだ
自らが以ってその生命を断った者は
最終的に決断を下したのは本人であるから
苦しみは本人が負うことになる
しかし、それでもって全てとはいえないだろう
人は弱い部分があるからである
様々に周囲への環境による影響や
経済的な部分でどうしようもならないなどの理由で
結果的に間接的な要因として及ぼしている部分もある
この悪しき部分は排除してゆかないといけないだろう
間違った思想がはびこっている教育
現代では、さらには書籍から入ってくる思想も
影響があることも知らなければならない
さらには、不況不況と煽るマスコミにも
その罪の大きさは計り知れない
価値判断の基準は須らく等しく
各人の奥底にある
誤っているか、正しいかは
本来、自己を見つめることによって
そしてよく磨くことによって
判断が容易になってゆくものなのだ
孤独の問題は
生死(しょうじ)の問題でもある
国レベルでいるのであれば
孤立ということにもなる
重要なテーマである
一人ひとり
自分はどうかを
よく考えてみてほしい