本日はパソコンからのブログになります![]()
絵文字とか顔文字がいつもと違うのは察してくださいね![]()
んで、
今回は兼ねてからリクエストがあったんだか
なかったんだかわかりませんがw
先日院内で発表して賞をいただいたスライドを
ここに載せてみようかと思います![]()
モンハンは全く関係ないので
興味がない方は飛ばしていただければと思います![]()
いつになく真面目なブログですw

病気の子どもと歩む在宅支援というテーマです。
ここに載せた多職種以外の方とも
もちろん連携してます。
先人たちが在宅医療に関して尽力されてきていますが、
まだまだ不十分で、我々の努力も足りていません。
成人患者さんは病気を発症して病院に運ばれ、治療がある程度進むと転院したり自宅に退院しますが、それ以外にも多くの選択肢があります。
ですが、小児の患者さんは体制が整っておらず、
基本的には病院と自宅・在宅のいずれかしか選択肢がありません。
親の育児能力にも寄りますが、乳児院という選択肢も
あるにはあるけど東京でもおよそ440名程度の枠しかなく、
人工呼吸器等を装着した子どもが入所できる乳児院は
たったの4枠前後しかありません。
隠したライン部分には病名が入るんですけど、
かなり珍しい病名で、
これだけでも個人が特定できちゃう可能性があるんでちょっとご勘弁を。
レントゲンとか見てもよくわからないかもしれませんが、
いろんなところに変形があって、
私たちはそれを改善させようと日々努力しています。
理学療法士としてやってきたことをまとめていますが、
本当に言いたかったのはこういうことじゃありません。
自分がやったことがすごいでしょ?
とかじゃなくて、こういう患者さんがたくさんいるのに
成人領域の医師は同じ院内にいるのに
見たことも聞いたこともなくて、
私たちや子ども、その家族がどれほど
大変な想いをしているのか、
それを知ってもらいたかったんです。
そして多職種との連携が大事です。
ちょっとね、パパの受け入れが悪くて
なかなか家に帰れなかったんですけど、
気持ちはよくわかります。
当事者じゃないから「気持ちはよくわかります。」なんて
軽々しく言えないとは思うけどね…
私も一人の親としてね、
親としての責任は全うしなければならないでしょっていう
気持ちもあるし、
医療従事者として、
確かに自宅に連れて帰るのは非常に大変だってことも
よくわかります。
自分が連れて帰るとしたら相当な決意が必要ですものね。
パパは結局、手技もケアも恐怖心から習得できなくて
「ママは強し。」っていう結果になったけど、
一応自宅に帰れました。
医療従事者の一方的な押し付けで自宅退院になった場合、
結局離婚してしまったり、虐待にあったりなどで
「ハッピーになれない」ことも考えられるから、
必ずしも自宅退院がいいこととは言えないんだけど、
今回はなんとか家族の総意で自宅退院ができたからよかった![]()
でも、親だけが全てを背負ってて、
行政は助けてくれないんです。
いや、助けようと思っても助けられないといった方が
正しいのかもしれないですけど。
今までの日本は障害を持っていながらにして
自宅で過ごせると思ってなかったのよね。
気管切開して、人工呼吸器装着しているけど、
知的には問題ありませんみたいな子がすごく増えているけど、
そういう医療的ケアが必要な児はあくまで
「病児」であって、「障害児」じゃなかった。
だから、法的な助成が非常に少なくて
保育園にも預けられない、学校にも行けない、
親も仕事を辞めざるを得ない、
吸引が頻回でトイレもドアを閉められない親だっている。
そういう状況が増えてきているんです。
それをとにかく打開したい!
子どもにとっても生活しやすくて、
障害を持った子を育てている親も仕事復帰できて、
社会的助成制度も活用できる、
そんな日本に変えていきたいんです。
いや、ちょっと本線から脱線しましたが、
ここまではさすがに時間的余裕がなくて発表時は
話せていませんw
最初にも言いましたが、子どもが病院から移れる先は自宅しかないんです。
障害の程度が強く、親の受け入れが悪い子はどこに行けばいいんでしょうか。
親の受け入れが良くても、助けになってくれる人がいない親や子どもはどこに帰ればいいんでしょうか。
ただ普通に自分のために病院で働いているような人も
いると思うんです。
別にそれが悪いと言っているわけじゃないけど、
もっと、こう…あるだろ!!w
患者・家族のために親身になって
自分の身削ってでも尽力してあげようという
熱い気持ちは
どんだけベテランになろうとも幹部職員になろうとも
失ってはいけない!
病院上層部側が経営のことだけを考えて
在院日数が長いから早く転院とか退院させられないの?みたいなこと言ってくるんで
小児科医師も散々バトルしてきただろうけど、
リハ科としてもバトルしてやってきましたよ!!!
病院ってのは損得勘定だけじゃ成り立たないんです!
利他主義っていうね、
もっと患者さんの立場に立った医療やフォローを提供しなければならないはずなんです。
これで発表を終えて、
院長や副院長たちとバトルする気満々でアドレナリン全開だったんですけど、
拍手喝采で戦う気持ちがそがれました![]()
やっぱり大変さは知らなかったみたいね。
発表してよかった。うん。
小児科・NICUが好きで長く働いているからひいき目かもしれないけど、
成人と小児は全くの別物です。
ドラマ「コウノドリ」とか見てる人は分かると思いますが…
私はああいう世界で仕事してます。
もし26週とかで生まれてきて、
母体が助かっても赤ちゃんに障害が残る可能性が高い
なんて話、ドラマにありますけど、
実際に障害を持った子に対してリハビリをずーっと提供していくのは私たち理学療法士やその子の家族です。
私たちは
あのドラマの何年も先を見据えています。
そんな私たちが熱意を失ってはいけないのです。
たった一人の人間が、
素晴らしい仲間たちとともに、
子どもたちのために
何を成し遂げられるのか、
それが私の人生のテーマです。
ちょっとどころか相当重たい話ですみません![]()
最後まで読んでいただいた方には感謝です![]()
何か少しでも心に響けば幸いです![]()












