吐き始めて二年、私はある方のブログに感銘を受けました。
もう自分ではどうにもいかなくなり、やるべきこともやりたいことも手に付かない状態でした。
そのブログは、長年摂食障害に悩まれた方が自分の経験と知識を元に回復の架け橋となる情報を提供してくださっていました。
生き方、考え方、感じ方…頭でわかっているつもりになっていたことが、心にじーんと染み渡るような気がしました。
自分が過食嘔吐から抜けられないのも自分の意志のせいではなく、頭や体が危機を察知していることへの自然な対応であることも知りました。
読んでいて、スーッと救い上げられる心地でした。
私は私であって、他の人とは何もかも違っていても私なのだからもっと自分に向き合って生きねば、そう決意した瞬間でした。
その後徐々にですが、私は自分の病の原因はもはや体型や体重に依存することに無いのを知りました。
心が苦しい、その苦しみから逃れる術が過食だったのです。
思えば辛く苦しいことが沢山ありました。
私はそれらを上手く処理することが出来ませんでした。
もともと他者を頼るのが苦手、一人でなんでも片付けたい性格です。
知らぬ間に、行き場(生き場)を失っていたのでしょう。
私は本当はそれを求めていたのだと思います。
本当は助けてほしい、駄目な私のままでも受けとめてほしい。摂食障害で背を向けていたのは、自分の本当の思いだったのです。
もっと自分に正直に生きよう、そう思いました。