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かつて川崎麻世もジャニーズ事務所に属して

いた時代があった。

そんな彼がその頃から人間的に成長したかと

いうと、そんな形跡は全くない

少なくともそう言って、全く差し支えないで

あろう。


しかしそれでも誰しも年を取る。

そうなれば老後のことも気に掛かると言う

もの。

そんなこともあって、あの頃に比べれば

著しく劣化した川崎麻世もいつしか

政治に関心を寄せるようになった。


その川崎麻世に運命的な出会いが訪れる。

ひょんなことから彼は菅直人と出会うことに

なったのだ。

菅はかつてから自分の後継者となるべき

人物を探していた。

同じ民主党の小沢一郎氏が小沢チルドレン

と呼ばれる彼の息が掛かった人々を

次々に政界に送り込んでいるのを横目で

みながら菅直人も密かにその準備を着々

と進めていた。

そんな彼が説く『菅イズム』という政治理念、

その賛同者を広く募るつもりだった。

総理大臣の道へ足を踏み入れたのもその

第一歩と言えた、少なくとも彼にとっては。


しかしいざ蓋を開けてみれば、どうであろう。

彼が一体首相として何をやろうとしたのか

何がやりたかったのか、まるでその意図

が不明のまま、そして最終的には権力の

座を明け渡すことになってしまった。

その間、たったの1年少しほどで・・・・・・。


今となっては『菅イズム』など全く空虚な

戯言であるのが証明されたようなものだが

しかし菅直人自身は後継者の育成という

道を諦めたわけではなかった。

それもそのはずである。

そんな彼の前へ現れたのが川崎麻世だった

のだ。


彼らはすぐに意気投合した。

少なくとも菅直人は川崎麻世と出会った瞬間、

自分と同じような、言葉では言い表せない

何かを備えていると見抜いた。


そんなこともあって夏の終わり頃、菅直人が

マイナス8万点首相でなくなった直後より

彼らは勉強会と称した飲み会を定期的に

開くようになった。

いずれ川崎麻世は菅マイナス8万点前首相

の後継者として『菅イズム』を背負い、日本の

政界へと進出することになるのかもしれ

ない。

少なくとも菅の目には、麻世は十分な合格

ラインに達していたのだ。


こうしてもし川崎麻世が政界に進出すること

になれば、彼はかつてジャニーズ事務所

時代にも匹敵するような注目を浴びる

になると考えるであろう。

こうしてまた芸能人政治屋が誕生していく

ことになるのだ。


このところ嫁のカイヤを仮想敵国アメリカに

見立て、麻世はつい最近まで総理大臣

だった男を前にアメリカと如何に外交を

展開するかという持論を繰り広げる。

老後の問題はとりあえず棚上げにして

アメリカとの外交問題に何よりも入れ込む

川崎麻世。

そんな彼にとってその対アメリカ(対カイヤ)

との問題をクリアしない限り、老後の安心

など考えられないことだった。


そうして菅と麻世の全く内容的に噛み合って

ない政治談議が進んでいくうちにもう一人の

仲間が訪れる。

それが三田村邦彦だった。

彼はそのグダグダな政治的談義には加わ

らず一人酒のグラスを傾け、何気なく

彼らのグダグダな意味不明のトークに

耳を傾ける。

そうして多少の違和感を感じつつも、その

うちに酔いが回ってくるのだ。


そうなるといつしか誰からともなく立ち上がり

『じゃあ、一丁、踊りますか!!』

そんな号令の下、水を得た魚如く三田村邦彦が

阿波踊りを踊り出すことになる。

こうして勉強会と称した、彼らの無礼講な

夜は更けていくのである。


一体何が彼らを引き合わせることになったのか?

彼らの共通項と言えば三者ともに恐妻家という

側面があった。

おそらくその共通項こそが今後もこの勉強会と

称する集まりを継続させるはずである。