ブログネタ:仕事、宿題はギリギリまでためる?
参加中
『新宿大舞踏祭』のスポンサー探しは高橋
の予想通り難航していた。
高橋としては一応筋の通るような企画書を
各企業に見せたつもりだったのだが、それ
でも結果は芳しくなかったのだ。
そんな或る日、『新宿大舞踏祭』の言いだしっぺ
であるデウィ夫人はその進捗状況を高橋に
報告させた。
『夫人、スポンサー獲得は難航しておりまして
・・・・・・・・・・・・・・』
その高橋の答えに夫人は冷たく言い放った。
『あなた、どこまで、この舞踏会の主旨、私
の意図するところを各企業に伝えたざあ
ますか?』
要するに夫人にしたらスポンサーが金を
出さないのは高橋からその熱意が伝わら
ないからだと言いたいようだった。
『高橋、あなた、知ってるざあますか、日本
の、特に大企業の大半はお金がないわけじゃ
ないざあます、どの企業もがっぽりお金を
溜め込んでいるざあますのよ、あれは
何て言ったか・・・・・・・・・・あっ、そう内部留保
金ざあます、大体、バブルの頃、芸術の
ゲの字も知らないようなとこが高価な絵を
買ったり、外国に土地を買ったり、あの頃
余計なことした会社に限って、今は保身に
走って、がっぽりお金を溜め込んでる
ざあますのひょ!!!そういうことしている
から日本の経済は益々停滞するざあます。
だから、高橋、この新宿での大舞踏祭
が如何に有意義なお祭りかを説いて、その
内部留保金とやらを大企業から引き出して
この国の経済を活性化させる、それが
私の務めだと、私は思っているざあます、
だからあなたは私に仕える身なんだから
その辺のところ、自覚しておくざあます』
デウィ夫人は一気にこう言い切った。
『新宿大舞踏祭』を開催し、世界中から
ダンサーや踊り手たちを招待すれば
必ず日本の経済は活性化するであろう
とデウィ夫人は固く信じているようだった。
それ故に夫人のタコ踊り様(高橋目線に
よる)のフラメンコは益々、熱を帯び、
それをもはや止める事が出来るものは
誰もいなかった。
しかし日本の大企業が内部留保金を
がっぽり溜め込んでいる、そのことで
日本の経済が停滞しているという、その
デウィ夫人の言い分は強ち、間違っている
とは言い切れないところはある。
それでも彼らとて、何にその内部留保金の
一部を利用するのか、その選択肢はそれ
ほど多いとは言えないだろう。
『新宿大舞踏祭』、その開催から日本は
真の社交的な国際化が始まるのだ。
そしてそれを実現出来るのは日本において
真の国際人である自分しかいない。
デウィ夫人は自ら、そう信じていた。
そしてさらにインターナショナルな付き合いが
もっと自然に出来るようになれば、日本の経済
はもっと活性化するはずである。
夫人は『新宿大舞踏祭』でそのことを新宿だけ
でなく多くの日本人に伝えてやりたいと、そう
思っていた。