病気はまだ寛解しない、膝が痛い、手がこわばる、、満身創痍の中、彼氏ができたことだけが、今の救いでもある。
付き合い始めたのは、去年の秋頃からかな。
「一人暮らしをすると彼氏(彼女)ができる」
これ、あながち嘘じゃない笑。
そして、彼氏ができたということは、病気のことも当然話さなければいけないということ。
ただの恋愛で終わる恋なら話す必要はないかもしれない。
けれど、アラサー笑。
今後を見据えればどこかで必ず話しておく必要がある。
どう切り出して、どう話せば良いの？
話したら、どう思う？
別れるなんて言えないよね？同情で付き合うの？
付き合い当初からそれはすぐに常に頭の片隅に存在してきた。
すぐに言った方が良いのかな？
それとも、関係がきちんと築けてからの方が良いのかな？
どこまで話せば良いんだろう？
モヤモヤモヤモヤ、常に抱える問題とはなったけれど、付き合って2ヶ月くらい経ったある日のこと、思いがけず話す時は訪れた。
彼氏の家に泊まりに行った日のこと、最悪なことにその日に生理なってしまってっっ笑。
もともと生理痛が重い私。
うぅっっ～、、、、ぐ、具合悪い。。。
でも、一生懸命に笑顔を作って、忘れろ、忘れるんだ！痛くない！と、自分に言い聞かせていたものの、「シャワー浴びる？」と言われ、、、。
お泊まりです。大人です。男と女。あるでしょう笑。
もぅ隠せない笑。
「実はさぁ～、ごめん、今日生理なんだよねっっ苦笑」
「あ、やっぱり笑、具合悪そうだからちょっと思ってた。(←隠せてなかった笑)
重いの？薬とか飲めば良くなるの？」
「まぁ薬飲めば良くはなるんだろうけど、薬ねぇ～、私あまり薬とか飲めないんだよね、実はさ、隠していた訳じゃないんだけど………」
っと、これが病気のことを彼に告白した経緯。
何を話したかって言うと、、
腎炎であるということ(病名igAであることは今でも言っていない。ただ腎炎と。)
腎炎のおそらく原因と言われている扁桃腺をとったこと、
強い薬(ステロイド)で腎炎を治療したこと、それで入院したこと、
そして現在、月に1回病院に行っていること、
実は毎日薬を飲んでいたこと、
この時はそんなところだろうか。
本当はもっともっと、身に起こった出来事だけじゃなくてね、とっても辛かったんだよ、たくさんたくさん泣いたんだよ、家族にいっぱい心配もかけて苦しかったんだよ、ってこと。
人を妬んだりもしたし、何で自分だけが！って卑屈にもなった。友達との関係にもとっても悩んだんだ。
そんな気持ちを全部ぶつけたかった。
けれど、「もぅこの世の終わりかと思ったよ～笑」
この一言に思いを詰めて、後は口を紡いだ。
まだ付き合って2ヶ月の彼氏には荷が重すぎるでしょ、って思って笑。
その後、彼は「そーなのか、人間誰しも何か持ってるでしょ」
と言った後に「じゃ、俺の健康診断の結果見せるよ～」
と言って自分の健康診断の結果の紙を引っ張り出してきた。
話題は私の話から彼の診断結果の話へとうつり、徐々に私の作ったやや重苦しい空気から、笑いのある空気へと変わっていったのかな。
彼はあの時どう思って、どうしてあの行動をとったのだろう。
病気の話をしていた時の私は、彼にどう映ったのだろう。
あの時はもぅ、自分が、言えたーー！！っていう、ちょっとスッキリした気持ちがあって、彼がどう思っていたかは考えていなかったなぁ。
その後しばらくしても、彼から腎炎の話は出てこなかった。
「で、病名とかあるの？何の薬飲んでるの？副作用とかあるの？どれくらい入院してたの？治るの？お酒飲んでるけど平気なの？食べ物は？」
たくさん聞いて欲しいのに。たくさん言いたいこともあるのに。
そしてたくさん理解して欲しいのに。
けれど、無理なんだ。
そう、すぐには無理なんだよね。
親友に言われたなぁ。
「少しずつで良いんじゃない？」
そうだ～。
「焦らないで。ゆっくり、段階を追ってさ、少しずつ理解してもらえば良いんじゃない？
○の気持ちもわかるけど、１度に押し付けたら溢れちゃうよ？
自分の気持ちだけじゃなくて、彼の気持ちも考えてあげないと。
難しいことなんだから、少しずつ理解してもらおうよ。」
そっかぁ～。
ついつい、家族とか彼氏にだけは自分の気持ちを第一にわかって欲しくて、私が病気なことをずっと気遣ってほしくて、その思いが消えてほしくなくて、いつも気持ちが前のめりになっちゃうんだよね。
反省ですっっ。
親友よ、ありがとう。
ゆっくり、少しずつ。少しずつ。
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