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秋(aki)の孤独な日記

秋(aki)と申します

コミュニケーションの講座を開いています。

 

「もう少し楽しんだら二人で出よう」




DJブースの前

大人びた表情が印象的な女の子にそう伝えた

言葉を伝えた後彼女の表情を確かめる

クラブでは口を相手の耳に触れるほど近づけて会話する事が多い

そういう場合、自分が話している間は相手の顔が見えない



どうやらまんざらでもないみたいだ

まあ、だめならだめでいい

とりあえずその場を離れる


エントランスの近く

一人の女の子が複数のスタッフに抱えられていた

タイトで柔らかなスカートにタイトなカットソー、長くてつやのある黒髪

知り合いだ

この間はバーカウンターの前で彼女に背中を殴られた



見たところまともに立てないほど酔っている

これはつまみ出されるパターンだ

あの子はこれから店の外に出されて道の端に座らさせる事になる



どうするかな


できればDJブースの前にいた女の子とクラブを出たいけど、放っておくのも後味が悪い

少し考えて結局この子の面倒を見ることにする

よけいなお世話でもいい
一度は一緒にホテルに行った仲だ

こういうに場合やるべき事は決まっている

店側への対応、体調の確認と手当て、荷物の確保、この後の予定の確認、帰らせるか休ませる事

スタッフに接触して瞬間的にラポールを築き、店側への対応から始めていく




路上


とりあえずの処理は終わった

後はこの子を帰すか休ませれば終わりだけど、たぶん一人では歩けないしタクシーにも乗れない


ただ幸い問えば返事は返ってくる状態だ


この子は酔うと英語で話すようになって面倒だけど、この場は相手にあわせて会話をする

話を聞いていくと、要するにクラブでたまたま見かけたある男性と帰りたいらしい



色々と突っ込みたくなるけど希望を叶えてあげよう

近くにいた知り合いの女の子にその男性を探して呼んでくるように伝える



彼はこの子を持って帰ってくれるだろうか



まったく、やれやれだ