「気に入ってくれた?」
僕に抱きつき、首元に顔を埋めながら彼女はそうつぶやいた。
艶のある髪から甘い香り。
スラリとして、でもふわりと柔らかな身体の重みを感じながら考える。
そうか、やっぱり寂しいんだな。
この子は僕に気に入られたいだなんて思っているわけじゃない。
ただ、そう問わずにはいられないだけなんだ。
この後、最近よく会っている男性とデートをする予定だという。
彼女曰く今日は告白されるかもしれないとの事だ。
その男はこの子の寂しさを埋めてあげられるのか。
そうであってくれたら良いなと思う。