平昌冬季オリンピック 冬季オリンピック史上最多のメダル(金4、銀5、銅4)♪ | しうの小道

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 2月8日から2月25日にわたって繰り広げられた平昌冬季オリンピックで、日本は金4、銀5、銅4、計13個のメダルを獲得しました。これは20年前の1998長野オリンピックの10個を超え、日本の冬季オリンピック史上最多のメダル数となります。v(≧∇≦)v いえぇぇぇぇいっ♪

 始まる前は、連日氷点下20度を超え、強風も吹き荒れ、寒すぎる環境での競技とか選手村での集団ノロウィルス感染とかめちゃ不安でしたけど、終わってみれば連日の日本人選手の大活躍に沸き立ったオリンピックでした。韓国ということで時差もほとんどなく、メダル獲得の多くをゴールデンタイムで見ることができ、日本人初という快挙も多くめちゃくちゃ楽しかった。

 何はともあれメダルを取った選手をご紹介しましょう。まずは金メダル4個から。

1.男子フィギュア 羽生結弦
  日本人初の冬季オリンピック連覇。オリンピック男子では66年ぶりの快挙で、冬季オリンピック通算1000個目の金メダルというおまけつき。

2.スピードスケート 女子500m 小平奈緒 オリンピックレコード

3.スピードスケート 女子チームパシュート 高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花 オリンピックレコード

4.スピードスケート 女子マススタート 高木菜那 初代女王


銀メダル5個。

1.男子フィギュア 宇野昌磨

2.スノーボード 男子ハーフパイプ 平野歩夢 2大会連続の銀

3.ノルディック複合 個人ノーマルヒル 渡部暁斗 2大会連続の銀

4.スピードスケート 女子1,000m 小平奈緒

5.スピードスケート 女子1,500m 高木美帆


銅メダル4個。

1.フリースタイルスキー 男子モーグル 原大智 日本男子モーグル悲願のメダル

2.スキージャンプ 女子ノーマルヒル個人 髙梨沙羅

3.スピードスケート 女子1,000m 高木美帆

4.女子カーリング 藤澤五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、本橋麻里 男女通じてカーリング初のメダル


 スピードスケートのように一瞬で勝負がつくもの、カーリングのように長丁場になるもの、ゴールデンタイムには競技が重なり、テレビ、PC,ワンセグと3画面を見ていた時もありましたが、どれも手に汗握るのは同じでリオオリンピックと同じようにハラハラドキドキでした。中でも高木姉妹はすごかった。姉の高木菜那は女子初の1大会で金メダル2個、妹の高木美帆はメダル3個3種の金銀銅でコンプリートという快挙です。高木家でメダル5個は、国別メダル数では13位、なんとロシアの上ですw

 さて、そんな中から私的ベスト3。

 まずはフィギュア男子、羽生結弦のオリンピック連覇の金メダルです。NHK杯の直前練習での大怪我、クワドルッツでブレードが氷に引っかかった転倒の映像は心臓が止まる思いでした。オリンピックまで怪我の回復状況がまったく出てこない中、欠場もやむなし、出場できても優勝は無理かなと不安しかありませんでした。それが3か月ぶりのぶっつけ本番で多少のミスはありましたが、そんなものはどうでもいいくらいに感じた神演技、なんという精神力でしょう。ゆづ清明がオリンピックの魔物を従えてしまった感じでした。

【NHK】【ノーカット実況なし】羽生結弦 ショートプログラム
111.68 (TES:63.18 PCS:48.50) - 4S / 3A、4T-3T


【NHK】【ノーカット実況なし】飛んだ!ほえた!泣いた!羽生結弦、金メダル!
206.17 (TES:109.55 PCS:96.62) - 4S、4T、3F / 4S-3T、4T+REP、3A-1Lo-3S、3Lo、3Lz


 二つ目は高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花の4人で挑んだ女子パシュートの金メダルです。直前のワールドカップでは3戦連続で世界新記録更新中という金メダルに一番近い種目と言われていました。NHKスペシャルで「金メダルへ挑む女子団体パシュート」を見た後には期待値MAX。でも、得てしてこういう時は本番で負けてしまうかもと・・・不安は予選で起きました。スタートでミスをしてしまい危なかった・・・本人たちは全然余裕だったそうですが見ている側はもう。。゛(ノ><)ゝ ヒィィィでしたw なので決勝が始まる前は心臓バクバクでした。スタートして序盤はリード、中盤逆転されるも、高木美帆が引っ張ったラスト1周半で大差をつけて強豪オランダをオリンピックレコードで下した瞬間は、やったぁぁぁ(*^o^*) 小平奈緒もそうですけど、本命と言われる中で実力を出し切り結果を出した女子パシュートの4人はすごかった。ほんとおめでとう。

日本、五輪新で歓喜の金メダル!スピードスケート女子団体パシュート決勝


 三つめは”そだね~”とか”もぐもぐタイム”が話題になったカーリング女子の銅メダルです。これはもう涙なくしては語れない(/_<。) 中でも一番劇的なのはサードの吉田知那美のここまで道のりではないでしょうか。

 物語は今から12年前、チーム青森に勝ってスーパー中学生と呼ばれたところから始まります。

【カーリング】20060318うるぐす・日本代表に勝ったカーリング中学生


 高校進学後は伸び悩みます。チーム事情もあるのですが、隣町にいた現スキップ藤澤五月のチームに勝てず、卒業後はカーリングを止めるつもりでカナダに語学留学します。その時、留学先にいたカーリングコーチを経由して強豪の北海道銀行に誘われて加入し、全日本選手権を勝ち抜いてソチオリンピックへの出場権を獲得します。この時戦った相手が本橋麻里率いるLS北見と藤澤五月率いる中部電力・・・すでにドラマチックです。ソチオリンピックではリザーブでしたが、チームメイトがインフルになり、急遽出番が回り活躍したのですが、勝ってる時にチーム編成変えて3連敗、1勝届かずに予選敗退でした。たらればだけど、チーム編成変えなければメダルいけたかも。そしてなんとオリンピック期間中に「あなたは来季の構想外」、つまりクビを宣告されてしまいます(/_<。) 何もオリンピック期間中にクビ宣告しなくていいでしょと思う。

 失意の吉田知那美を救ったのが本橋麻里でした。最初は加入どころかカーリングそのものを拒否してたらしいけど、本橋麻里は来るのを待っていたらしい。そしてLS北見に加入し平昌オリンピックを目指す戦いが始まります。いやあ、すごい展開。

裸のアスリートⅡ「カーリング 女たちの熱き戦い」


 2年前には絶対本命だったのにソチオリンピック決定戦で敗れ、チームもバラバラになり、自信を失っていた藤澤五月が加入し、ここからLS北見は快進撃を始めます。日本選手権を制し、世界選手権では男女を通じて初めての銀メダルを獲得、これで日本女子の平昌オリンピックへの出場権をほぼ確実にします。そして去年、再生した中部電力との激闘を制してLS北見は平昌オリンピックへの出場権を手にします。

「日本代表ロコ・ソラーレ」本橋麻里の決断!【カーリング】


 迎えた平昌オリンピック、大会期間中のストーンの研磨とか予期せぬことに見舞われ、本人たち曰く「心が折れた」こともあったけど、最後まであきらめずに頑張りました。海外実況では”ないす~”や”Japanese smiles”が話題になっていました。”ないす~”って”nice”のこと?”nice”のことかなってな感じで可愛いとw 銅メダル決定戦でのイギリスのBBC放送では、”日本のチームは常に笑顔と共にあるチームです。彼女らは今は負けていますがその顔から笑顔を失いません。”と。とにかくどんな劣勢でも、ミスしても笑顔を絶やさず、最後の最後まで戦い抜き、そして見事銅メダルを獲得しました。獲得した瞬間は、これまでの出来事が思い起こされ涙涙でした。2年前に世界選手権で日本史上初のメダル獲得したときも嬉しかったけど、今回の燦然と輝くオリンピックでのメダル獲得、ほんと良かった。ほんとおめでとう。

【NHK・速報】カーリング女子、初の銅メダル!!<ピョンチャン>


 始まる前は、こんなに楽しい冬季オリンピックになろうとは夢にだに思わなかった。日本選手の活躍で毎日が楽しい楽しい3週間余りでした。もう少し続いてほしかったなあw 次は東京オリンピックですね。頑張れ日本!