
あんなに鮮やかだったサクラの桃色も
舞い上がる風や冷たい雨に
いつの間にか若葉色に変えられたというのに
雨雲に覆われた朝は少し肌寒く
でもその切れ間からは確かに
温かな太陽が照らし出し
雨に反射したヒカリは七色に輝いて…
見上げた空は万華鏡のように
くるくると形を変え
今は一瞬で過去になっていく
次の一瞬には未来へと変わり
無限のセカイが広がっていく
あの日二人で見たあの雲は
今どこで何をしているだろうか
あの日二人で見たあの星を
また見ることは出来るだろうか
一人で見上げた太陽に目が眩み
思わず閉じた瞼の裏には
柔らかな君の笑顔が焼き付いていて…
もう一度見上げた空には青空が澄み渡り
そよ風が若葉達を揺らしている
君も同じように見上げているだろうか
サヨナラじゃなくマタイツカ
爽やかな青に映える新緑に
背を向け歩きだした
その頬には一筋のナミダが零れ落ち…