消費税とパチンコ1(消費税で店は大損?)
消費税は消費者がモノやサービスを消費することに対して課せられる税金です。
パチンコ店でパチンコ玉を1000円分借りれば50円の消費税が掛かります。
さて、ここで思考実験。
まず、等価交換のお店で、財布から1000円出して4円パチンコで250玉借ります。
この時点で、1000円消費したので50円の消費税が課せられる。
つぎに、250個の玉をパチンコで遊ばずに、そのままジェットカウンターに
流してしまいます。
カウンターで特殊景品をもらって景品交換所に行くとオバサンが1000円で買い取ってくれる。
財布に1000円が戻ってきたわけです。
1000円支払って、1000円戻ってくる。
・・・・・・じゃあ、50円の消費税は誰が国に納めるの?
パチンコ店は1円も儲かってないのに消費税を50円納税しないといけない?
それって、パチンコ店は大損じゃないか(´□`。)°
ありえないよ。こんな不合理なことが起こりえるのなら消費税は欠陥税制です。
でも、消費税制度を作ったのは東大卒の超エリート(たぶん)。
オレ達、パチパチ脳でも気付く不合理を見逃すはずがありません(ケッ)。
消費税には仕入れ税額控除という制度があります。
http://kotobank.jp/word/%E4%BB%95%E5%85%A5%E7%A8%8E%E9%A1%8D%E6%8E%A7%E9%99%A4
>>消費税額を計算するうえで必要となる控除。事業者が国に納める消費税額は、
売上時に受け取った消費税額から、事業に必要な物品購入など
仕入れのために支払った消費税額を差し引いた額を納める。
仕入れ時に支払った消費税額の方が多かった場合は、
国から払いすぎた分の還付を受けることができる。
つまり、パン屋がパンを売るためにパン工場から50円でパンを仕入れれば
その時点で50円の5%で52.5円。
そのパンをパン屋がお客さんに100円で売れば5%で105円。
パンというひとつの商品に2回消費税が掛かるのはおかしいので
仕入れ時の消費税2.5円をお客さんに売った時の消費税5円から差し引いて納税できる
という事です。
パン屋は、パンを売るためにパン工場からパンを仕入れる。
じゃあ、パチンコ店は・・・・・・
パチンコ店がお客さんに売ってるのは、パチンコ玉を貸すサービス。
パチンコ店はどこかからパチンコ玉を仕入れなければ商売ができません。
パチンコ店がパチンコ玉を仕入れる相手は・・・もちろん、パチンコ玉を持っているお客さんからです。
(厳密には、お客さんが景品交換所にパチンコ玉を売って、パチンコ店は景品交換所から仕入れる)
(でも、まあ、景品交換所とパチンコ店はひとつのものと見做して良いでしょ。
三点方式とかインチキですから(^▽^)/)
さっきの思考実験を仕入れ税額控除という制度を踏まえて、もう一度やってみると・・・
お客さんが1000円支払って250個の玉を借りれば
1000円の売り上げに対して50円の消費税を支払う義務を店側が負う。
お客さんが250玉をそのままジェットカウンターに流して特殊景品を
景品交換所に持っていくと、景品交換所が景品を1000円で買いとる。
このとき発生する消費税50円は仕入れにかかわる消費税だから控除の対象になる。
つまり、売り上げ時の消費税50円-仕入れ時の消費税50円=0円です。納税額は0円になります。
これなら、辻褄が合う(^▽^)/なぞが解けました(^▽^)/
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