当時、僕が言われたことを、そのまま伝えてきた | 「好きなことで起業する」著者@新井一のブログ【起業18フォーラム】

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、将来どうなっていくんでしょう?
 このままじゃいけないって思うんです。
 でも、何をどうすればいいのかわからなくて・・・」


なんとも不安そうな顔をして、下を向いている。

会社帰りなんだろう。
きれいな格好をしていて、一見、華やかなOLさんだ。


何をどうすればいいのかわからないって、
この方は、まず、どうなりたいのかな・・・?

そんなことを思いながら、耳を傾けていた。



僕が主催する起業や自立のセミナーは、
そんな女性がたくさんやってくる。


僕は一生懸命、ひとつの事実を伝える。


たくさんの人が、
同じように悩んだ経験があり、

そして、僕の周りの人は、
とっても輝いていると。



彼女も一回、皆に会ってみればいいのにな。
そんなことを思っていた。



「あ、すみません。
 こんな相談をしても、ダメですよね・・・」




彼女は突然、お詫びの言葉を発し、
また下を向いた。



「いえ、いいんですよ。
 何でも話してくださいね。
 今日のお仕事はどうでしたか?」




僕は、そんな言葉で返した。
彼女は押し黙ったままだ。

いろいろなことが、
予定通りに、望むように、進まないのだろうか。

それが、何だかわからないけれど、
モヤモヤして、辛いのだろうか。



あの日の自分みたいだな・・・
心の中で、僕はつぶやいた。



もう、何年も前になる。

僕も同じように、このままでいいのかどうか、
この先どうなってしまうのか、モヤモヤと悩んでいた。


もっとがんばらなきゃ。
少しは認めてもらいたい。
もっと仲良くしてもらいたい。


いつまでも馴染めない組織で、
もがいていた記憶。

でもホンネは、


自分はそれなりに頑張ってきたし、
今日も頑張っているし、
お客様も喜んでくださっているはず。



そんな風に思っていた。

労いの言葉をかけてもらった記憶は殆どなく、


お前なんか!


みたいなセリフばかりが脳裏に焼きついている。
夜中に、よく涙がでた。いい年こいて。


やがて、
何をしたいのかもわからなくなり、
何が正解なのかもわからなくなり、

会社の目標は知っていても、
自分の夢も、何を選べば満足できるのかも、
自分自身の気持ちさえも、わからなくなっていた。

どんどん自信がなくなり、将来も不安になった。



もしかすると、この女性も、
状況は同じではないだろうけれど、

気持ちは、あの頃の僕と
同じ部分があるのかもしれない。



思いきって、言ってみた。



「もっと、楽になっていいよ。」



彼女の目に、涙が溢れてきた。
もう、抑えられなかったのだろう。


「何がしたいのかなんて、
 今決めなくてもいいし、
 皆に「いいね」って言われる必要もないよ。」



当時、僕が言われたことを、
そのまま伝えた。


伝わったかどうか、わからない。


ただ、あの日の僕自身に伝える言葉かのように、
ストレートに言った。



悩んでいいし、
苦しくってもいいし、
落ち込んだらいいし。

やりたいことが見つかったらやればいいし、
もっと正直でいていいし、
立派じゃなくてもいいし、




そんな風に思います、と。


誰だって迷うし、
ネガティブになっちゃう時がある。

それでいいと思う。

僕は、そんな人も、自分自身も、
積極的に認めていこうと思う。


そして、どうか、その女性が、
いつか、本当の目標に、出逢えますように。