今回のカフェブレイクは、雪組の永久輝せあさん。

東京都出身、入団9年目。

ニュアンスでお伝えします。

永久輝の8

最近、一番笑ったことは?
一番最近笑ったのは、誕生日です。

癒されるものは?
実家の猫

私の弱点は?
お腹がすくと機嫌が悪くなるところですかね。

好きなスポーツは?
泳ぐのが好きです。

人生に必要なモノは宝塚と何?
宝塚と、そばにいてくれる仲間です。

今の雪組を自慢してください。
雪組、最&高。

もしも願いが叶うなら、望海さんと何がしたい?
個人レッスンで歌を教えていただきたいです。

今回の舞台でのこだわり
沖田総司としての佇まいの仕方です。

タイトルコール
カフェブレイク、オープンしましょか。


笑ったことは、誕生日?
8月8日、私の誕生日だったんですけど、その日新人公演で、新人公演出てない上級生の方で、新人公演終演後に誕生日を祝ってくださったんですけど、一個下の星南のぞみちゃんがお店を手配して、サプライズケーキまでお店で用意してくださってて、それがお食事の後半で出てきたんですけど、「ハッピーバースデーひたこ」って書いてあって、私「ひとこ」という愛称なんですけど、「ひたこ」になってたんです。
それで、大爆笑しました。
写真に撮って。一緒に。
そこから、私、じぶんが、ひたちゃん、ひたこって冗談で呼ばれるようになりました。
嬉しかったです。
そばにいてくれる仲間は大事だなって、この日も本当に思いました。

沖田総司
沖田総司って出た香盤表に、自分の名前の下に沖田総司って書いてあった時は、はっって思って嬉しかったです。

壬生義士伝
日本人の心ってすごいなって。
これは海外ではない気持ちだったり、思いだったりするんじゃないかなって。
これがとてもよく出ていて素敵だなというのと、雪組は幕末の時代をやる作品が結構続いていて多いんですけど、今回の作品の視点は新しい感じがして、あー面白いなと思いました。

トークメニュー
流れ
沖田総司の人生は、とても有名な人物なので、皆さん、結核で、若くして、強かったのに、早く死んでしまうという人生を、すごくわかって観てくださってる方がほとんどなイメージで、この場面がすごくこだわりがあってというよりかは、ずっと流れている沖田総司としての生き様みたいなのがこの作品の流れとかが、今回とてもこだわった点かなというとがありまして。
(今までの沖田総司のイメージ)
宝塚の「誠の群像」の沖田総司みたいに、純粋で優しくて、ほかの隊士とは違う優しさだったり、可愛らしい部分とかあって、美青年みたいな、剣が強いみたいな、柔らかいイメージでしたね。
(今回は)
台本始めて読んだ時に、意地悪だなと思ったのと、原作読んで、意外とカラッとしていて、明るいのは明るいんですけど、意外と鋭いかなっていう。ので、全然イメージが違って。
石田先生も今回は、宝塚の沖田総司像を覆すような、ちょっと違った役だからとおっしゃっていたので、面白いですね。

殺陣
立ち回りは大好きなんですけど、るろうに剣心とかで下級生の時から場面に入ることが多くて経験してきたので、新選組の殺陣といったらカッコいいだろうなと稽古場でもすごく振付が楽しみで、油小路という立ち回りの場面があるんですけど、普通だったら、腰を落として構えて相手と対峙して、斬り合いをするんですけど、沖田総司は、とても剣が強かったし、きっと素早かったかなと思って、腰を落とさないで、割と普通に立ったところから、いきなり剣を動かしたりとか、構え方、剣の抜き方とかもなんかこだわりました。
なんとなくのイメージを持って、先生にお聞きしましたね。
総司だったら、こういうのもありですか、みたい、こういう感じありですかとか聞きに行ってやってみるみたいな。
正しいのかわからないながらも。

まず、大劇場公演の時は、死を迎えるにあたって、死を恐れながら悲しく生活するよりも、死を受け入れた上で、じゃあこの先、どうせ死ぬのがわかっているのならどうやって生きるかな、総司だったらどうやって生きるかなってところに考えを持っていって、楽しいこと、満喫する事とか、人と人と関わる時間を、暖かさを、大事にして楽しむ方向に持っていっていたんですけど、個人的なあれですが、先日組替の発表がありまして、大劇場と東京とやはり気持ちが変わってしまいまして、今、自分が此処を去る、死と組替と重なるというか、此処を去るにあたって、自分は、どうやって生きるかなと思ったら、やはり寂しさは隠せない感じはしますね。
でも、だからといって、死が怖いというよりかは、まあ、結局、今まで一緒に過ごしてきた方達との時間だったり、思い出だったり、思いは、消えることはないし、それは必ず自分の中にあるって思うことが、この作品においての総司の最終結末かなと思って。

今日のファッションチェック
ポイントというか、青!
新選組の浅葱色の羽織をイメージして、新選組といえばブルーだと思って、普段あまりブルー着ないんですけど、今日は、気合いを入れて着てきました。


ショー
とてもパワフルでエネルギッシュで止まることがない、スピーディなショーな感じがします、やってて。
ザーッ、ガァーってやってる間に終わるって感じがします。

プロローグ
ちょっと芝居の要素がある、いつもプロローグってテーマソングをバンとお届けするイメージなんですけど、そこに芝居が加わって革命を起こしていくみたいな芝居が入っていて、新しい、斬新だなって思いました。

革命と独立
スペイン兵チームとガウチョっていう2チームが奏でる音とか、リズムの取り方とかが全然違うのが面白いです。
衣装付けて舞台稽古した時に気持ちの入り方が、赤い軍服というのがなんか特別な感じがしました。

Classic World
すごくカラフルなお衣装で、お衣装もクラシカルなイメージを崩さずにラテンの要素も含めたみたいなデザインのお衣装なので、面白いなと思うのと、クラシックの音楽は偉大だなと思いました。
中詰は、一番熱い気持ちになる気がします。

Dance Revolution!
自分の山場は、そこですかね。
初めて本舞台での、場面の真ん中をいただくの初めてだったので、ダンスが踊れる選抜メンバー14人なんですよ。
私が一番足を引っ張ってはならないと日に日に自分を奮い立たせて頑張ってます。

Music is My Life 
真っ白なお衣装で、今の雪組の節目となるような、まるで、そんなような感じで、何があったわけでもなく、その場面になると、ちょっとジーンとしてしまうというか、素敵な場面だな、全員で一つの方向に向いてる雪組らしいなと思います。

フィナーレ
中村先生のショーだといつも黒燕尾がシンプルな格好なので、それがとても嬉しいです。
なのに、ちょっと踊りはワイルドな感じなので、そのギャップが素敵だなと思って、毎回。
やっぱり好きですね、黒燕尾は、客席で観たいですもん、今回もカッコいいんだろうなと思って。

プロデュース
朝美     プロデューサーの朝美絢です。
永久輝せあは、雪組生として、カフェブレイクに出演するのは、最後だと思いますので、雪組のファンの皆様、または雪組生への愛の一言からの永久輝せあ考案の雪組ポーズを置き土産として披露してください。

永久輝      雪組ファンの皆様、雪組生として過ごした8年間、たくさんの愛をありがとうございました。
ということで、私からお返しです。
愛してるよ。(お顔の前で、両手の指を、交差させるポーズ)(ウインク)

朝美さん、プロデュースありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
このポーズは、一応、雪の結晶をイメージしたんですけどいい感じに見えてましたかね。
これぞ私が発案した雪組ポーズです。


色紙
僕たちが最後に行く所は…地獄ですよ。沖田総司

次回出演は、雪組全国ツアー
「はばたけ黄金の翼よ」
「Music Revolution!」

この公演の後に花組に組替。

今までの人生の中で組替というのは初めてなので、想像がつかないので今は寂しい気持ちしかないですね。
行った先で素晴らしい方に出会うんじゃないかとか、花組も素晴らしい組だと思って、そういう楽しみや期待よりも今はとっても寂しいです。
自分が行って何かできるのかな、自分には何があるかなっていう不安は、確かに今ありますね。


メッセージ
早霧せいなさんから
ひとこー。わー久しぶり!ちぎでーす。
元気してますかー。
なんか、聞きましたよ、ね、ひとこにとって、ビックニュース、組替!
でも私にとっては、なんか寂しい、泣きそう。
だってね、雪組の御曹司ですからね。
雪組ファン、まあ、宝塚ファンですけれども、その中でも雪組贔屓になってるわけじゃないですか、その中で、ひとこが旅立っちゃう組替、なんて寂しいこと。
でもね、ひとこにとっては、色んな経験が糧となって、更に更に大きくなって手の届かないところに行っちゃうんだろうなって思ってます。
もう、その分期待してます。
是非是非、これからもひとこ道をまっすぐ進んでいってほしいなって思ってるんですけれどもね、そんな私からひとこに激励の意味も込めてプレゼントがあります。
ジャーン、こちら、こちら、読みますよ、
「夢のつかみ方、挑戦し続ける力」
いや、まさにね、今のひとこにぴったりの本じゃないですか、これ読まないとね、組替に向けて。
私も実はね、組替した先輩ですから、まあ、そのエピソード、この中に入ってますよ、これ見て勉強してね。
ということで、これからもひとこらしく頑張るのだよ、またねー。

永久輝 
(感激の表情、拍手)
あら!びっくり!
ちょっと、あっ、やっ。
危ないですね。
はあー、いやー、そうですね、とても、本当に私がここまで来たのは、早霧さんのお力のおかげっていうのも本当にあるので、早霧さんが歩んでこられた、作ってこられた雪組に、雪組で男役頑張りたかったって気持ちは、確かにありますので、でも、身は花組に行っても、自分の身体は花組に行っても中にあるものは、絶対に変わることはないので、早霧さんに頂いたものと、新たに本を読んで学んだことを、しっかりと胸に留めて花組に。
(本を渡されて)
すごーい。付箋が付いてる。
えー、なになに、どこなの?
まさかの組替、新天地での再スタート。
まずはこっから読んだ方がいいですね。

本に早霧せいなさんのメッセージ
「これからもひとこらしくすすめ」

昔、研3の時にちぎさんからカレンダーをプレゼントしていただいたんですけど、こうやって書いてくださって、それは、「腹を据えて男役道をすすめ」みたいなでした。
進み続けることに意味があるですね。
わあ、すごい嬉しい。
なんか、悲し、寂しい。
大切に読ませていただきます。