あー






病んでいるとここに来てしまう。










あれから俺とケーはいつも通りに戻った。









なんかケーは精神的に参ってたようだ。











不安定だったみたいだな。











仲が戻ったのは良いがオレはケーを信用しなくなった。











人間関係はめんどくせーなー。














でも普通に楽しい時間を送れるようになったはずだった。





























が!













大阪生活も残りわずかになった今!












みんなバラバラになりそうなんだよ!













どーすんだよ!













あーだりぃー。















原因はチーム唯一の女だ。


















前にも書いたがオレはあの女が嫌いだ。








・常に上から目線

・人の話を聞かない(人に相談をするが、アドバイスに対して持論をぶつけてくる。要はかまってちゃんなのか?)

・話が長い(要点が絞れていない)

・↑のくせに、議事録書くときは自分以外要点の要点の要点だけを絞って書きやがる(俺たちの言ってることに内容がないように見える。要は話を理解できていない。)

・海外育ちで無駄にファーストレディを促してくる。

・そのくせ時よりぶりっこをしてくる

・そしてヲタク








以上がオレがあの女を嫌う理由。








オレが嫌いになった理由はポイントの1と2。










女同士だったらこういうのどうなのかわからないけど、こうゆうポイントのことを幾度となくされて非常に頭にきた。












それ以外のポイントはあの女を嫌いになってから浮かび上がってきた後付けのポイント。














ブス










ケツでか










汚い(俺たちの中では、「ぬちゃ」、「ぬめぇー」と言われている)













周囲は以上のようなことを口にするが、オレはそういったことはどうだっていい。











だって、そういうことって持って生まれたものだからしょうがないと思う。












でも周囲がそういうこと言ってると俺も言っちゃうけどね。












これは反省しなければいけない。


















まあとりあえず、あの女は非常に扱いにくくて、俺をイラつかせる。














周囲もイラついている。













でも本人に悪気はない。










むしろ冷静に見て、悪い人間ではない。












今のような下衆な野郎しかいない環境で、よく女一人で頑張っていると思う。










海外という特殊な環境で育ったため、少し感覚が違うのかなとも思う。









ちょっとした優しさをみせる時だってある。












いいとこあるんですよ!

















でもね・・・












嫌いだ。











これは俺自身が幼稚っていうこともあるだろうな。










オレが治さなきゃいけないとこなんだな。











あと嫌いな人への露骨な態度。








結構あの女に出しちゃったからな。












嫌いだけど、申し訳ないとも思う。


























っで!















研修も残りわずかとなった昨日!











事件が起きたんですよ!













さかのぼること2日前。











営業から帰ると、彼女は修了式で発表する資料の作成をしていた。








彼女はチームで唯一案件が発生したため、修了式で案件についての発表をしなければならないのだ。










しばらくすると彼女に研修の担当者と思われる方からTELが来る。










内容は発表についてのようだが、最後の方に











「手伝ってもらってます」










「はい・・・手伝ってもらってますから」











とTEL中に泣き出した。










TELの終わりとともに、トイレへかけだす。










一瞬にして研修室がやばい空気になった。















その日の業務終了後、やばいと思って野郎どもでミーティングをすることにする。












・・・が!









髪を切りに行くという理由で3人が帰ってしまった。











心中で髪を切りに行った3人に対して、そんな場合じゃねーだろと思いつつ、












残った3人で近くの居酒屋にてミーティング。







議題は「あの女に本当のことを言うべきか否か」








最初の方にあの女の嫌いなポイントを列挙したが、要約すると自分しか見えてない。








決して自分勝手ではないが、自分しか見えていない。









そのことを伝えるかどうかを話し合ったのだ。











もう少しで研修が終わるのだから、このまま上っ面だけでテキーにやり過ごすことも出来る。










けどオレはしっかり本当のことを言うべきだと主張した。









だってあのままだと絶対この先あの女は苦労するぜ。










この業界は俺たちみたいな下衆野郎が9割以上を占める世界だ。









そんな世界で自分しか見えていない野郎はいくらでもいる。








でも自分しか見えていない女は絶対に苦労する。








いややっていけないだろう。








あの女は今年入社で自社では末っ子だ。







本人的にはうまくやっていたようなことを言っているが、あんな性格じゃ到底うまくやっていたようには思えない。








仮にうまくやっていたとしても、それは末っ子だからわがままを許されていただけであろう。











いずれにしてもこのままじゃ絶対あの女はこの世界じゃ生きていけないだろう。










ましてやあの女がキャリアを積めば積むほど、下衆野郎どもをまとめなきゃいけないのに、一人としてついてこないと思う。










だからあの女に対して、自分しか見えていないことを告げて、この世界で生きていくには自分がどうするべきか、自分はどう変わらなきゃいけないのか考えてもらう必要がある。













何度も言うようだがオレはあの女が嫌いだ。











でもオレも大人げないことをしてしまったのを反省している。












だからせめて罪滅ぼしとしてあの女に本当のことを告げることを主張する。










他2人の同意を得られた。







あの女に唯一優しくしていたケーが今の心境を本人に聞きだしてから、オレが言うことになり、その日は終わった。
















そして昨日。











俺たちのミーティング内容を知らない、最年長のイがそれとなく発表資料の手伝いをする。








他のメンバーも気を使い、アドバイスをする。








それに対して、やっと手伝う気になったのか、とでも思ったのか、あの女は安堵?あきらめ?の感情が湧いてきたらしく、午前中から泣き出す。











プライド高いからねー。自分が1番だと思っているふしがあるからねー。海外育ちだから野郎がレディの手伝いをするのが当たり前だと思っているからねー。










どんな感情が湧いたのかは定かではないが泣く。











でも・・・










人のアドバイスを聞き入れない。









くせに大変だとか言って泣いている。







もうわけわかんねーよ!










結局のところ、自分内容を聞いてもらって、下衆野郎どもに認めさせたいだけなんだよ。












やっぱ自分しか見えてないんだよ!あの女は!
















色々事情があって、あの女とケーだけを残して、他の下衆どもは営業に出ることになった。













下衆どもが外にいる間、ケーは半日がかりであの女と話をする。











オレが言おうとしていた内容をやんわりと言ったり。








あの女が実は俺たちと仲良くしたいということを聞き出したり。










俺の露骨な態度が恐いということも聞き出した。




















営業から帰ってくると、あの女は俺たちのアドバイスを聞き入れようとしていた。








ケーの話を聞いたり、辛いことを吐き出せたりして楽になったのか、人との接し方が変わったように思えた。


















業務終了後、あの女に本当のことを告げるべく、飲みに行こうとした。

(正確にはケーがやんわりと昼間に言ったが)












っが!













乗り気じゃない下衆が2人。










一人はイ。








イとはよく意見がぶつかったりして、イラっとするときがあるけど、すげーいい人。








どうやらイは告げる際に、みんなで言ったら泣いちゃう。可哀そう。みんなで楽しく飲むなら行くけど・・・









↑そりゃそうだよ!泣くよ!つーかみんなで言ったら泣くに決まってるし!だから代表してオレが言うって言ってんだよ!みんなで楽しく飲んで終わったらあの女のためになんねーじゃねーかよ!だけどみんなであの女の考える必要があるから飲みに行こうって言ってんだよ!













そしてもう一人はマー







この男は俺と同じくらいあの女を嫌っている。ちなみにブスとケツでかって一番言ってるのもこの男。







どうやらこの男は見た目からあの女を嫌ったのかもしれないな。











あの性格どうしようもないよ。別にもう終わりなんだからテキーに済ませればいいんじゃねーの?言う必要ないし。まあ楽しく飲むって言うんだったら、みんな行くならオレも行くけどさあ・・・







↑ここにも自分しか見えてないやつみーっけ!つーか行きたくないのモロ出しじゃん!だいぶ前から思ってたけど、お前は自分が一番好きなんだな。ほんとに自分以外に興味ねーんだな!












むしろ、昨日のミーティング内容とケーの昼間のやり取りを知らないこの二人には事前打ち合わせしなきゃよかった。








この話をしたとたん、マーが







めんどくせーから、みんなで飲むのでよくね?










って無理やり本当のことを言わない方向に持って行こうとする。









実はマーのことをみんな恐れている。










みんなマーに相当気を使っている。







一見人当たり良さそうなのだが、陰でいろんなことを毒づいているのをみんな体験している。








だからみんなマーが恐い。









そのマーの一言でその場は一気にただみんなで飲むだけの方向に傾いてしまった。









あの女も帰ってしまった。










とりあえず帰りながら、結論を出そうということになるが、この研修で一番雰囲気が悪い。









結局、イとマーは駅に着くなり帰ってしまった。









リーダーが困り果てて、発狂しそうになる。








リーダーがここまで感情的になることはない。







ケーも普段からあの女に気を使い、それに加えて昼間のやり取りで相当参っていた。









パチンコ大好き、アナベルもどうしようもないような表情をしていた。








リーダーは帰る前から、やんわりとは言えオレが言おうとしていたことをケーが昼間に言ったのだから、膿を出したってことにしてみんなで飲みたかった感じを出していた。













もうとりあえず、あの女を呼びだした。











そしてただ飲んで終わった。















2日間のやりとりは一体何だったのだろう。










そして終了間際にしてイとマーと壁ができてしまった。











結局この2日間のやりとりはマイナスなことしか生み出さなかったような気がする。













今日だって、みんなで吉本のライブを観に行って、モテキのDVDを見て、残り少ない大阪研修ライフをエンジョイするはずだった。









でもとてもじゃないけど昨日の感じでは行こう!なんてならず、モテキのDVDも手に入らなかったためリーダーと休日を過ごすことが出来なくなって今に至る。


















もうやべえよ。

















何なんだよ。





















人ってめんどくせーよ。