「暗いところで本読むと目が悪くなるってホント!?」part2 | 笑顔でいこーよ☆

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こんばんわ…

遅くなってしまってすみませんが、前回の続きです…



近視の理由。

「毛様体筋が働かなくなったから」ではありません!←医学部入るまでそう思ってた(*´艸`)笑〃


簡単に言うと、成長とともに「眼球の長さが正視よりも長くなるから」です。

眼球の長さが長いので、焦点が網膜の手前側にきてしまうのです。


これは、個人的に、

眼の成長時期である小児期に、近くのものを見ることが多いことに対するある種の適応だと思っております。

近くのものを見るためには、レンズの屈折率を上げる必要があり、

そのために、毛様体筋が収縮しなければなりません。


つまり、近くをずっと見ている間、ずっと毛様体筋は緊張しっぱなしの状態になるわけです。

その負担を軽減するために、

眼球の長さが長くなれば、より小さい屈折力で焦点が網膜に合うため、


眼球がより長く成長するような、何らかの内因的な作用が働いていると勝手に思っています。


さて、そう考えると、


「暗い中で本を読むと、眼が悪くなる」というのは、直接的には関係ないように思います。


しかし、おばあちゃんの知恵袋ではありませんが、

昔から長く言われていることには、統計学的な観点で、ある種の傾向を発見したものだと思ってまして、

原因はともかく、結果としてそういう傾向がある気がします。


つまり、「暗い中で本を読む→目が悪くなる」という事象は正しいが、

「目が悪くなるのは→暗いから」だと言うことが間違いであり、目が悪くなるのは他のファクターが関与しているのではないかと。


この場合、暗いことが視力に影響するのではなく、


暗いことで、本を読むために、顔を本に近づけて読むことが問題なのではないかと思います。


つまり、暗いところでは、明るいところに比べて、本を近づけて読むことになり、

より近くのものを見る環境ができあがることが問題なのではないかと思います。



実際に。

夜でも明るいところに住んでいる日本人と、大自然の中照明のない環境で暮らしている国の人を比べてみると、

圧倒的に照明だらけの環境に暮らす日本人の方が、近視の割合が多いことからも、暗いことが目に悪いわけではないことが分かります。


だから、よくテレビで、

「部屋を明るくして、離れて見てね」

ってテロップは、


前半はあまり意味はなく、後半が大事だなんじゃないかなーって思ってます。


そうじゃなきゃ、映画館は明るいはずですもんね(*´艸`)笑〃



はい。

そんな感じで。


結論


「暗いことは視力には影響しない!」

「ただし、暗いことで近づいて本を読んでると、目が悪くなる!」


ってことでした。

ただし、このことを説明するには、

本当に、環境因子で近視に影響するのかってことを証明しないといけないんですけどねw

それは、もっと偉い人にお任せします(*´艸`)笑〃←いい加減w


僕なりの考え方としてはこんな感じです。

正しいかどうかはわかりません。
ただの仮説です。