手術13回目でした。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

ご無沙汰しております。

11月21日入院、22日手術、23日に退院しておりました。

初めて、ライブ投稿出来ませんでした。すみません。


今回は、レーザーメインで、右耳の後ろの頭皮から少しだけ出ている母斑部分を切除です。


今回は、2階に入院でした。

今まで冬季はプレイルームの使用が部屋ごとになる制限がありましたが、今年は完全に使用禁止になっていてびっくり。

手術が3例目だった今回、飲食厳禁で午前中を過ごさなければいけないまめは暇で暇で、遊び相手を探して廊下をうろうろ。

同い年の女の子がいることを知っていたのでその子のお部屋の前で張り込む。


その子とお互い持ち込んでいたぬいぐるみで遊びました。

廊下で(笑)



さて。

何よりも麻酔が嫌いなまめですが、麻酔科の先生に「スーハーのは大っっ嫌いだから、チックンの麻酔にしてください。」と直談判。

「チックンも、痛くないようにしてください。」

いつも、特別に点滴や注射の針を痛くないように極細にしてもらっていると信じているまめは、必ずこれを言う。
事実はどうか解らず「はいは~い、1番細くて痛くない針ですよ~」とまめを怖がらせないために話を合わせてくださっているのだと思うのだが、今回麻酔の先生から

「じゃあ、朝クリーム塗っておこうか!」
と、麻酔クリームの使用を提案される。





もうこわいものなしやん。


と、心底思った。






まぁ、オペ室ではいざ点滴という時に



「まって!
心の準備させて!
まって!」

…と、だいぶ待たされたのだが…(笑)



(結果、恒例のYouTube見せながら針を刺す。)



手術は無事終わり、水分摂取も問題なく、ただいつもより術後は身体が重そうだったが、その日の夕飯のカレーは完食。(一口食べては横になり、一口食べてはまた横になる。)


今回、瞼のきわっきわまで照射してますと言われ、そのためなのか瞼の腫れが凄い。全く開いていない。


以前瞼の照射後に腫れで目が開けられず、麻酔から覚めたまめが「ママー!ママー!こっちの目が見えないーーー!!ママー!ママー!」と号泣しながら叫んでいたことがあったが、今は「おめめのところにレーザーしたら、手術の後は見えないんだよねー。」と自分で言っているくらいなので特に慌てた様子はない。

だいたい翌日には腫れはひき、目が開けられるようになっている。

が。
今回は、目が開けられるようになったのは翌々日くらい、いや、4日後かな。



退院の日は、連休初日。




まめが、顔面半分ガーゼで覆われていることが

「恥ずかしい」


から


「外に出たくない」

と言い出し、病室で座り込む。



レーザーのあとは、
軟膏をこってこてに塗りたくり、
てっかてかになったところを
ふっかふかの分厚いガーゼで覆い、
テープをべったべたに貼る。




これがレーザーによる治療の処置だと解っているのは連れている私とまめ本人だけであり、院内ですら病棟を一歩出れば「どうしたんだ?!」という目で見られるもの。


そりゃ街に出ればみんながまめを見るさ。


「ど、ど、どうしたの?!」と心の声をそのまま投げ掛けてくる初対面の人も少なくない。






でも!!

私はまめに伝えたい。



その人たちの視線はあなたへの心配だということを。





その視線の奥にあるのは、




こんな小さな子が

怪我しちゃったの?!

大丈夫?!




だということを。






だからね、まめ。




見られる

イコール

愛されてる

なんだよ。


相変わらず自分から出る極論に笑けるけど。


子供にはそのくらいでいいと思っている。



みんなが見てくるのは、自分は全く知らない人たちからも応援されているからだと思えばいい。


世界中の大人たちが私を心配して応援してくれているヒロインになりきればいい。



だって実際に勇気を出して一歩外へ出てみれば、「よく頑張ったね!えらいね!」って言ってくれるタクシードライバーのおじいちゃん、
「まめちゃんが頑張って手術してきたよ!ぶつからないようにみんなで守ってあげてね!」って言ってくれるリトミックの先生、そして子供たちは最初まめの盛り盛りガーゼの顔を見て「???」という顔をするけれど、3秒後にはもうスルーできちゃうんだし。


なんといってもまめ自身が、外に出ると自分の顔がガーゼだらけなことを忘れているっていうね(笑)

自分からは見えてないからね。


だから、私はどんどん外に出す。

そこで、辛いことがあってもそれを乗り越える意識を教えるために。

辛いことを排除することが彼女のためになるわけではない。




でも、世の中の常識ある大人たちはみんなみんな優しい。


私たち親子は、見ず知らずの人たちから沢山の優しさをいただいているという事実。


私は、まめをその人たちのような大人に育てたい。


「どうしたの?」

「大丈夫?」

「頑張ったね!」

「えらいね!」

「早くよくなってね!」


そして

「ママもよく頑張ってる」



見ず知らずの親子に、

こんな愛で接することができる大人たち。



こんなお手本が世の中には沢山いるということ。


まめに教えなきゃもったいない。



SNSだけではなく、実際に見ず知らずの人たちと繋がることが出来るのも、まめのお陰なのです。





「つぎ、私がやるー!!」と、相変わらず医療器具に興味津々。




工事も進んでますよ~!!