明日から入院です。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

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私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

先日、術前検査して、麻酔科のお話も聞いて、明日から入院です。




採血のために小児科の待ち合いにいると、まめが採血の冊子(プーさんのやつ)を「これ読んで~」と持ってきた。




えー。採血の前にこれ読んで平気かなぁ...。

また「ちっくんやーーーだーーー!」と泣かれて、引きずって、担いで連れて行っての採血かなぁ...と、考えただけで気持ちが1度ぐったりしたが、その冊子を読みながら


「まめ、あのさぁ、チックンのお部屋に行くときも、ゴムのチューブをぎゅっと結ぶ時も、まだ痛くないじゃん。いつも名前呼ばれた時にすでに泣いちゃうじゃん。はっきり言ってね、それ、無駄なのね。だから、最初は泣かないでほしいんだよねー。椅子に座って、手を出して、ゴムのチューブをぎゅっと結んで、そのあとチックンしたとき!そこ!!痛いポイントそこ!!泣くならそこから泣いてくれない?」


と、私なりの理屈でお願いしてみた。



すると、彼女なりに理解してくれたようで、すんなり椅子に座って腕を出し、「...痛くない注射にしてください...」と弱々しくお願いして、「はぁ...。ドキドキしちゃう...。」とか言いながら、チューブを結ばれて「これもちょっと痛いんですけど...」とか4歳児なりにどうにか気を紛らそうとしたりしながら、チックンの瞬間私に「痛いの一瞬だから!一瞬だけだから!確認してみてごらん??」とか言われて、本人「え?確認するの?どういうこと?」みたいな顔している間にぶっ射さされて「あ!痛い...!」けど、確かに一瞬だけなのかも...?あれ、もう痛くないかも...??おや...??って思ってる間に採血終わり。


奇跡の、採血で泣かず。

私も、体力消耗せず。

本人も、あれよあれよと採血が終わってしまったことで、不思議な自信に満ちた顔していた(笑)



今までの私の採血疲労が嘘のよう。








麻酔科でお話をしているときに、私が先生に「本人も、私も、慣れているといえばもう慣れてます」と言うと「あ、前回僕が担当したんですよ。思い出しました。お母さまも随分と慣れてらっしゃるご様子でしたもんね。」と言われ、「あー!前回先生が担当してくださったんですね!レーザーの先生が、(麻酔の)先生のことをすっごくほめてましたよ!レーザー中、痛みで起きちゃう子もいるんだけど、まめちゃん起きなかったっ言って。今回の麻酔の先生が凄く上手だったんだと思うっておっしゃってました!今回も指名したいくらいですよー(笑)出来ないのわかってますけど。」などと、こんな話をしています。

なごみます。

なんせ、まめは麻酔が嫌いなんでね。

なごませないとね。





私「今のところ娘が手術で嫌なのは、術前検査の採血と、手術の麻酔を吸い込む時だけみたいで。それ以外は手術を怖がることは特にありません。」


先生「あー、やっぱり麻酔は臭く感じるんでしょうねー」

私「まめ、今回何の香りがいいの?」 

まめ「オレンジ...。」

私「ね、まめ、このスーハーするのが嫌なんだよね。」

まめ「だいっきらい。」

先生「点滴でやってもいいんだけどなぁ...」

私「いや、点滴の針を射すのにまた暴れられたら嫌なので、針だし危ないし、だったらまだ泣いて嫌がるの押さえつけて吸引の方がいいです...。泣き叫んだほうが麻酔を吸い込むからすぐ寝るし。」

先生「そーなんですよねー。泣くと吸い込みますからねー。」



なんて一連の話をして、そして今日、入院前日。


私「明日から、病院のお泊まりだね~。お友達出来るといいね~。でもまめは、スーハーが嫌なんだよねぇ?」


まめ「...うん。」


私「でも今度はオレンジの香り楽しみだね!」


まめ「...うん。」


私「...やなのね(笑)  いいよ、泣いても。」


まめ「え?!泣いてもいいの?!」


私「うん。いいよ。」


まめ「そーだよねー。泣いた方がいっぱい吸うからねー。いいんだよねー。」



4歳にもなると、大人の会話をよく聞いてます(笑)


泣いてもいい、むしろ泣いた方がいい、彼女の中でそんな風にインプットされたのかな。

それでちょっと恐怖心がやわらぐなら、それがいい。


泣いてもいいよーって言ったら、泣かなかったりして...??





華岡青洲先生、本当に本当に本当に、有難うございます。


このポスターを見て、読んで、撮らずにいられなかったわ。





慣れっこだけど、本当は全然慣れっこじゃない。


私だって、まめだって、ドキドキします。


毎回、手術室になんか送り出したくないって本気で思う。


それを娘にさとられないように、「大丈夫だよ!大丈夫だよ!」って言っているのは、本当は自分に言っているのかもしれません。


大丈夫!大丈夫!今回も、ちゃんと無事に手術室から私の元に帰って来てくれるって。



あ、私、飛行機乗る度に、離陸前も同じこと思ってますから(笑)


大丈夫、大丈夫、墜落なんかしない...って(笑)



それを言い出したら、命も、人生も、全てが小さな奇跡の積み重ねですからね。


奇跡によって、私たちは生かされている。


そう思いながら、さて、入院の荷造りしますか...。






入院前の決起集会は、肉だ!!




私の体力よ、持ってくれ...。



地球のみんな...オラに元気を分けてくれ...。



寝て起きたら、元気玉が撃てるくらい復活していますように...。