まめの初海外旅行記。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

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さぁ、笑おう!

ある日パパから「G.Wの○日~○日は海外ね。ホテルどこがいいかネット見て決めて。」と突然言われる。



はぁ~?????

何言ってんだ、おめぇ~!(←森三中、大島風に。)


勝手に決めてんじゃねーよ、何の相談もなしに!





私は、うっかりお言葉がお下品になってしまうほど、心の底の底の底からそう思った。



こんな、やんちゃで、おてんばで、暴れん坊将軍のまめを連れて、長時間飛行機乗ってしかもトランジットもあって、毎食外食で、なんでわざわざ海外まで行って疲労困憊にならなきゃいけないんだーーーー!



想像しただけで、私はぐったりする…。



「オレがまめを見ててあげるからママゆっくり休んでていいよ」なんて、天地がひっくり返っても言わないおまえと行ける海外旅行なんてねぇ!(←次長課長、河本の「おまえに食わせるタンメンはねぇ!」風に。)

飛行機でまめが暴れまくっていても、隣のシートでイビキかいてグースカ寝てるだけに決まってるーーーーー(泣)!



↑マジで、マジで、そう思った、私。

ホテル選びだって「優雅にネット検索する時間なんて私にはない。」と、行きたいなら全ておまえがやりやがれとパパに任せた。

(最初、メゾネットタイプの部屋を提案され「階段なんてあったらまめが危険だよ」と言うと「大丈夫だよ」と鼻で笑われる。ここまで1歳児の父親としての自覚がないのかと呆れた。はぁー…。結局、ホテル側からも1歳児のお子さまをお連れでは危険ですので宿泊出来ませんと言われたらしい。そーれみたことか。フン!)


旅行の予定が決まった後に、まめの気管支炎で入院もあったから余計に旅行へのテンションだだ下がり。

出発前日まで憂鬱でしょうがなかった。


でも、お友達から「絶対に楽しめるよ!」と言ってもらって、「そうだよね。まめが楽しんでくれるなら、私は疲れても、倒れても、寝込んでもいいや。」とそこまでの覚悟を持って出発した。



パパからすると、「本当にママは心配性で、いちいち大袈裟…。」と思っているだろうが、私からすると、「パパの『大丈夫だよ』ほど信用出来ないものはない」のだ。


私以上に心配性のジィジが、わざわざパパに電話をして「ホテルの近くに病院はあるのか?旅行保険には入ったのか?」と聞いたらしい。


とにかく備えに備えたい私と、「だ~いじょぶだー」(←しむけん風に)のパパ。

子育てに協力したこともないおまえに何が解る(怒)!と毎回発狂したくなる。



備えに備えた結果スーツケースふたつにパンパンに入った私の荷物。スカスカのパパのスーツケースに入り切らなかった荷物も更に入れて、いざ出発。





まめは早速、ラウンジで食べ散らかしております。

パパは空港まで来る車中で「あ!この時間はラウンジにカレーがある、やった!」と超楽しみにしていたのに、今回入ったラウンジはメニューが違っていてカレーが無いとブーブー言っている。



知らんがな!


まめは、口に入れたチーズをべぇぇ~と吐き出し、踏みつけ、絨毯に擦りつけている。


更にラウンジ内を走りまわり、これじゃあフライトまでの時間をのんびり優雅にお過ごしの他のお客様にご迷惑だ。


私が言う「大変だよ」をちょっとだけ察したであろうパパに「…ラウンジ出るよ。プレイスペースで暴れさせないとこの先えらいことになるからね。」と宣告してプレイスペースへ移動。


勿論、その移動だってあっちへ寄り道、こっちへ寄り道で簡単じゃないのだけど。



ここで、とっても優しいチャイニーズのお姉ちゃんに遊んでもらう。

はしゃぎにはしゃぐまめ。

最初、英語でコミュニケーションをとっていたのだけど、日本語もペラペラだった彼女。

中国語も喋られるのだろうし、トリリンガルだ。

モノリンガルの私は、せめて英語が話せるようになれば色んな人たちともっと深くコミュニケーションがとれるのになと思う。


まめのアザのことを聞かれても、英語で上手に説明出来ないもんなぁ…。


プレイスペースを後にするとき、お姉ちゃんとまめは「Good-bye」と言ってギュッとハグ。

二人が同時に腕をひろげる姿が、可愛くて、嬉しくて。




コミュニケーションは言葉が全てではないけれど、やっぱりまめには英語が喋られるようになってほしいなと思った。




さて。


機内でのまめはというと…。




暴れ倒し。

座席を乗り越えて後ろのおっちゃんと遊ぶ勢い。


ディズニーチャンネルを見ている時だけ一瞬おとなしくなったけど。



まめの機内食。



私はフレンチにしたよ。

ゆっくり味わえるなんて余裕はなかったけどね。


隣で、ワイン呑みながら優雅に映画見てるパパの膝の上に無理矢理まめを移動させてみる。


おまえだけ寝させてなんてやらね~からなぁぁぁ~。(←妖怪育児中ババァに化した私。)



結局、まめは日本時間の23時を過ぎてもテンションMAXのまま暴れまくり、最終的には私に覆い被さるようにしておっぱいを飲みながら寝た。


もうすぐ着きますけど。


パパは、空いているシートに移動してやっぱりグースカ寝てる。



私も寝たいよぉ(泣)


でも。

まめが満足してくれているなら、それでいい…。


そんな旅の始まり~。







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