日々思うこと。
まめに対して「ダメよ!」と教える基準をどこに設定するか。
今日、まめがジュースの入った小さめな瓶を持っていて、その瓶が私の頬骨に当たった。けっこう痛かったのだがそれ以上にちょっとオーバーに痛がってみせて「Sorry」を言わせようとしたら、なんと笑いながら今度は私の額にゴツンとぶつけてきた。
…これはもう激おこに値する「ダメよ!」だ。
そりゃあもう、がっつり怒ってやった。
確信犯だもの。
プラスチックのブロックとかを自分の頭にコンコンと当ててみて、どのくらい痛いのかを調べていたりする姿を見ると、あぁー子供ってこうやって自分で覚えていくのかーと思うが、それを他人に対してやってはいけないということは私がしっかり教えていかなければと思う。
テーブルに上がってしまうことだって。
「ダメよ!」だ。
私が迷うのは、
食事中、食べ物を床に落としその落ちていく様をじーっと不思議そうに見ている時。
明らかに「実験」として、また次の食べ物を床に落としその行方を除きこんでいる時。
食べ物を床に落としてはいけないということを教えなければならないが、今まさにまめは「万有引力」というものに気付いて確認している。
この瞬間、私にとってまめはニュートンだ。
この、「物が地面に引っ張られるようにして落ちるということに気付いた、凄い!」と、「でも、食べ物をむやみに捨てるような行為をしてはいけない」を、両方教えたい私は、いつも迷う。
これは、「ダメよ!」なんてそんな一言で片付けられる問題ではない。
1歳になる前は「今のまめにくどくど言い聞かせたってまだ無駄かな」と思っていたが、もうそろそろ、くどくどと色々説いていい時期に来ているのか。
「いい?まめ。物はね、こうやって地面に引っ張られるようにして落ちるでしょう?これは、万有引力の法則よ。じゃあ、このボールを見て。ママが手を離すと…ほら!床に落ちた!これは、地球に引っ張られているの。じゃあ、次にこのティッシュを1枚落としてみようか。ふわふわふわ…ゆーっくり落ちたね。ボールとティッシュでは落ちていく速さが全然違うね。はい、じゃあまめこっちの手にボール、こっちの手にティッシュを持って。どう?重さが全然違うでしょう?落ちていく速さは落とす物の重さに比例するのよ。じゃあ次は…。」
…終わらないぢゃないか。
「…ってことで、でもねまめ。食べ物を粗末にしてはいけないの。食べるということは生きるということ。私達の命は、他の命をいただいて成り立っているのよ。まめが落としたあのミートボール。あれは、ピヨピヨちゃんが大人になったChickenとブーブーのPigのお肉なんだよ。人間に食べられるためにピヨピヨちゃんとブーブーは命をおとすの。そんな大切な物を粗末にしてはいけないのよ。ほら、床に落ちたミートボールをあいちゅさん(室内犬)が食べてくれてるね。ピヨピヨちゃんとブーブーがあいちゅさん食べてくれて有難うって。だからまめもしっかりご飯を食べようね!」
…長い。
でも、やっぱりこれは怠ってはいけないと私は思う。
これからまめは「なんで?」が沢山出てくるだろうし、私の言うことに「なんで?」といちいち聞いてくるだろう。
子供の「なんで?」は全部可能性の卵。
まめの「なんで?」を一緒に楽しみたいな♪
出来ることなら↑上記のくどくど文をちゃんと英語で伝えられるようになりたーい。
あと、お洋服汚れ問題。
子供の服なんてどーしたって汚れるんだから気にしていたらキリが無い。
お絵描きで使ったマジックやクレヨンの汚れをちまちま摘まみ洗いしている自分が、なんだか人間的にもちまちましている気がして嫌だ。
白を着させない?
汚れは勲章だと思って気にしない?
…いや、両方無理だ。
毎回私がちまちま摘まみ洗いをすればいいだけの話だ。
マジックだろうが、クレヨンだろうが、醤油、ソース、ケチャップ、なんでもかかって来ーい!
「汚れるからダメよ!」なんて言うもんか。
我が家のお正月準備のひとつに「するめと数の子の麹漬け作り」がある。
麹に細長く切ったするめと昆布、醤油、みりん、最後に数の子を入れ漬ける。
今年はまめもお手伝い。
まずは麹のかたまりをほぐす作業。
まめがやり易いように大きなタッパーを使ったのだが、まめの手によって飛び散る麹。
あーあーあー…。と思うが、でも「ダメよ!」は言ってはいけない。
バァバが刻んだ大量のするめと昆布をタッパーに入れる作業。
軽量カップを持ち、お醤油やみりんをタッパーに「ジャー」と入れる作業。
それをまぜまぜと混ぜる作業。
手を添えようとすると「触るな!」と私の手を払いのける。
どんどん悲惨な状態になっていくタッパーとまめの周辺。
タッパーから飛び散る具(特に数の子)をキャッチするのが私の仕事。
でも、自分の手でやり遂げてみせる!というまめの責任感(笑)
なぜ、白タイツを履かせていたのだ、私?
しかもニット素材。
いや、いいの。
「ダメよ!」は言わない。
我が家の洗濯漂白剤は減りがはやい。
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